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おすすめのABテストツール5選を評価

  • 2017.05.30
  • LeadPlus
おすすめのABテストツール5選を評価

グロースドリブンなWebサイト運営には、ABテストツールの存在は必要不可欠です。

リードプラスでもABテストを運営上必要としているため、HubSpotに搭載されたABテストツールを利用したり、サードパーティのABテストツールを利用したりしています。

しかし世の中にはABテストツールは豊富に存在しているため何が良いのかわからないと行った声も聞こえてきます。その要因の一つが、優れたABテストツールが豊富になってきたことです。

そこで今回は、リードプラスが利用しているABテストツールの中で注目しているものを厳選して5つご紹介します。

注目のABテストツール

まずは注目のABテストツール2つを紹介していきます。

SiTest(サイテスト)

SiTest(サイテスト)は、どちらかというと、ヒートマップとして有名なツールかもしれません。株式会社グラッドキューブの「SiTest(サイテスト)」には、スプリットテストという名称で、ABテスト機能が搭載されています。

弊社がこれを一押しとする理由は、次のような点からです。

  • 高機能のヒートマップとセットになっている
  • 管理画面での簡単操作でテストが開始できる
  • 日本製で安心サポート
  • 価格設定が安価

やはりヒートマップとセットという点が魅力的です。

ABテストは「コンバージョンの勝ち負け」「クリックの勝ち負け」などを、評価の基本にします。「キャッチコピーAとキャッチコピーBでテストをして、コンバージョン率が1.2%と1.8%。だからキャッチコピーBを採用」といった感じです。

しかし細かく分析をしていくと、ページ内にさまざまな変化が出ています。例えば筆者は以前、スクロール率に課題があるという仮説でLPのABテストを実施しました。

KPIとしてコンバージョンを設定していましたので、もちろんそれをメインに見ていったのですが、サブの指標としてはスクロール率を設定していました。このスクロール分析の際に、ヒートマップが役に立ちます。

あるいはテストパターンで変更を加えた箇所が実際にどれぐらい見られているかをヒートマップで確認するのも良いでしょう。その変更が確実にコンバージョンに影響しているかも見て取れるでしょう。

ABテストを行っていくと、単純に優劣だけの結果で採用を決めかねたり、もっと深堀した分析をしたくなるケースも多くなります。故に高機能のヒートマップとセットになっているというのは、非常にメリットになります。

またSiTestのABテスト機能は、管理画面がよく作られており、非常に簡単にテストの準備がしやすくなっています。

近年のほとんどのABテストツールは簡単操作ができるようになっていますが、ヒートマップと一体で準備できるので、大いに時間の短縮になるでしょう。

このSiTestですが、以前は機能を限定しての無料トライアル版を提供していました。

しかし「豊富な機能を試したい」「スマートフォンで検証したい」といった要望が多かったということもあり「1か月期間限定で全機能をお試しできるトライアル」という形式に変わりました。

申し込みからすぐに利用できるので、グロースドイブンな世界を実現したい人はぜひ試してみると良いでしょう。

Google Optimize(グーグルオプティマイズ)

発表時から「これがABテストのスタンダードになるのではないか」と大騒ぎされたのが、「Google Optimize(グーグルオプティマイズ)」です。

名前の通り提供するのはGoogleです。

このGoogle OptimizeがABテストのスタンダードになると言われた理由は次の二つの理由からです。

  • Googleが提供するツールなので、機能が優れているはず
  • 無料で利用できる

この二つの評価は、Googleアナリティクスを念頭に置いた考えかもしれません。

アクセス解析ツールを無料で、あそこまでの高機能で提供するGoogleだからABテストツールも同じように良いものだろう、という考えです。実際に今現在の利用者の評価も高めです。

ただし、現時点(2017年5月)で英語表記となっています。

利用者というのはどちらかと言えばデジタルマーケティングにかなり精通している方たちなので、ベータ版として試してみてなかなか良いぞ・・・という感想です。

ですから現場のWeb担当者の使用感は、まだこれから出てくるといったところです。

このツールは、「Google Optimize 360」という有償版の一部機能を制限したものになります。

一般的によく見られる「機能制限が多くついた無償版で良さを実感してもらい、有償版に誘導」といった方法論ではないはずですが、一応この点も注意しておく必要がありそうです。

またGoogleアナリティクスに対して「画面が見にくい」と抵抗感を示している担当者は意外と多いのですが、Google Optimizeもツール自体は簡単に使えるものの、同じように管理画面が見にくい、操作しにくいと言われてしまう懸念もあります。

このようにまだローンチされたばかりのツールなので不明な点は多々ありますが、やはり魅力的なのは「無料」という点です。

Googleはこのツール提供の理由として「半数近くの中小企業がABテストを実施していない」ということを挙げています。感覚的にはそれ以上の人たちがABテストツールを利用していないでしょう。ABテストツールを利用していない理由が、料金であるならば、このツールによりABテストの実施が増えていくという期待もあります。

SiTestとGoogle Optimizeどっちが良い?

この章のまとめとして、「SiTestとGoogle Optimize、どちらを使うべきか」ということを書いておきましょう。結論としては、現時点ではSiTestとなります。

理由としては、誰でも利用可能になっているとはいえ、まだGoogle Optimizeは英語の画面などベータ版の状態で、製品としての実績があるSiTestと比べると見劣りがします。

またGoogle OptimizeはGoogleアナリティクスと連携する事で、ヒートマップで測るようなデータを取得できるものの、数値データなので分かりやすく見せるという点ではヒートマップに劣ります。

またこうしたデータを取るための準備として、Googleアナリティクスのイベント設定をしないといけません。

こうした面から「見にくいし、設定も手間がかかる」と現時点でのGoogle Optimizeはなりかねません。それによりABテストに抵抗を持ってしまう可能性がありますので、今の時点ではやはりSiTestが優位と言えるでしょう。

実際に、「無償のGoogle Optimize と比べてどうか」という質問をSiTest側にしてみました。そこで返ってきた答えは、やはり「ヒートマップとセットになった優位性」というものでした。

まずは実際にSiTestの無料トライアル期間でABテストをいくつか回してみるのが良いでしょうが、利用できるのが1か月間と短期なので、トライアル申し込みの前にテスト設計まで行っておくのがオススメです。

定番ツール

次に、実績豊富な定番ツールを3つ紹介します。

Optimizely(オプティマイズリー)

ABテストの代名詞とされるほどの定番ツールが、「Optimizely(オプティマイズリー)」です。日本では株式会社イー・エージェンシー、株式会社ギャプライズが正規代理店となっています。

簡単な操作でABテストを手軽に実行できるようにした先駆け的存在なだけに、実績に裏付けられた安心感は数多く出ているABテストツールの中でも頭抜けています。

導入を失敗したくない、というニーズに対しては特にオススメできます。少し残念なのは以前と提供形態が少し変わったようで、気軽に使えるという感じでは無くなってしまいました。ツールがたくさん出て競争も激しいと思うので、致し方ないでしょうか。

Kaizen Platform(カイゼンプラットフォーム)

Optimizelyが出ると、必ずもう一方からこの名前が挙がるほどの定番ツール、それが「Kaizen Platform(カイゼンプラットフォーム)」です。

ABテストツールとしての機能はもちろん、こちらのツールは実際に改善プランを提案してくれるグロースハッカーとセットになっているというのが特徴です。

その意味ではツールというよりも、サービスに近いと言えるでしょうか。ツールだけ入れても、制作会社や社内の制作チームに知見がない状態だと、なかなか実際の改善までには結びつかず、「何となくテストっぽいことをやってるな・・・」と自己満足で終わってしまうケースがあります。

そのために複数のグロースハッカーたちがアイデアを出してくれるKaizen Platformのサービスは、役に立つと言えるかもしれません。グローバルに展開しているため実績も豊富です。かつ日本法人がありますので、サポート体制にも問題はないと言えるでしょう。

難点としては、価格設定が高めで気軽には使えないというところでしょうか。導入できるのはある程度の企業規模以上となりそうです。

Adobe Target(アドビターゲット)

デザインソフトの巨人Adobeが提供するマーケティングツール群でABテストの機能を担うのが、「Adobe Target(アドビターゲット)」です。

精緻なデータを取ることにかけては、定評があります。「Adobe Analytics(アドビアナリティクス)」とのセットで導入されているケースが多い製品です。

他のABテストツールより知名度がやや劣るのは、Adobe AnalyticsがGoogleアナリティクスと比較するとあまり知られていないのと同じく、導入がデジタルマーケティングに力を入れる一部の企業に限られているという点でしょう。また「ここまで精緻なテストをしてもデータを活用しきれないのでは」という声も聞きます。

なお名称通りテストツールとしてだけでなく、高度なターゲティング(パーソナライゼーション)機能を持ちます。

その他のツール

最後に、その他でよく名前が聞かれるツールもリストアップしておきます。

これらのツールは、リードプラスではまだ検証はしていませんが、機会があればこのブログでご報告いたします。

  • Visual Website Optimizer(ビジュアルウェブサイトオプティマイザー)

https://vwo.com/jp/

インドで開発されたツール。価格の安さに定評があります。

  • Gyro-n ABテスト(ジャイロンエービーテスト)

https://www.gyro-n.com/ab-test/

impに応じた月額料金制。こちらも価格に魅力があります。 

  • DLPO ACT(ディーエルピーオーアクト)

http://www.data-artist.com/dlpo/act/

技術力をベースにした、国産ツールとして知られています。

まとめ

グロースドリブンなインバウンドマーケティングを行う上で必要不可欠なABテストツール。やはり価格と機能性、そして、使いやすさを考慮した上で選定すべきことは間違いありません。

もしHubSpot Enterpriseを活用しているのであれば同梱されているABテストツールを使えば良いかもしれません。

いづれにしても感覚でWebサイトを運用する時代ではありませんのでABテストツールを使って優れたエクスペリエンスを届けることが今の時代には重要なのではないでしょうか。

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