HubSpotを導入するメリットとは? 機能や導入方法も紹介

 2021.04.21  LeadPlus

「HubSpot」という言葉を耳にする機会が増え、自社のビジネスでも活用できないか気になっている方も多いでしょう。しかし、HubSpotについて詳しく知っている方は、少ないのではないでしょうか。この記事では、HubSpotの概要や、HubSpotを導入するメリット・デメリット、HubSpotの5つのツールについて解説します。

HubSpotを導入するメリットとは? 機能や導入方法も紹介

HubSpotとは

HubSpotとは、企業のマーケティング、セールス、カスタマーサービスの業務を支援するために開発された、アメリカのHubSpot社が提供するクラウド型ソフトウェアです。世界120か国に10万社以上の顧客を抱えています。

HubSpot社の最高経営責任者(CEO)兼共同創業者であるブライアン・ハリガンは、同社最高技術責任者(CTO)のダーメッシュ・シャアと共著を出版しています。その中で彼らは、従来のプッシュ型のビジネス手法とは正反対の、「インバウンドマーケティング」を紹介しています。このインバウンドマーケティングで必要となるツールをすべて揃えたものが、HubSpotです。

HubSpotが推奨するインバウンドマーケティング

インバウンドマーケティングとは、企業が売り出したいコンテンツについて、顧客自身に価値あるものとして見つけてもらうビジネス手法です。

これまでの営業スタイルの主流はアウトバウンド型と呼ばれるもので、コンテンツに興味・関心がない人も含めた幅広い層に対して、企業が積極的に売り込み、顧客を獲得する、という手法でした。テレビCMや新聞の折り込みチラシ、看板やバナー広告などがこれに当たります。

現在注目を集めているインバウンドマーケティングは、これまでのビジネス手法とは異なり、企業は最終的な購入の段階を「待ちの姿勢」で臨みます。

まず、企業はSEO対策をして検索上位に表示させたり、SNSやブログなどを活用したりして、売り出したいコンテンツを有益な情報として発信します。この段階を「Attract(惹きつける)」といいます。この手法を使うと、コンテンツや企業に関連した検索やツールの使用者、つまり興味・関心がある可能性が高い層に対し、情報が届くことになります。

次に、「Engage(信頼関係を築く)」という段階に入ります。情報を目にした層の中から、eBOOKやオンラインセミナーに登録するなど興味を持った人に対し、コミュニケーションをとります。よりニーズに合った情報を提供するなどして、顧客の関心や信頼感を高めることで、購買行動へ繋げます。

インバウンドマーケティングは、購入してもらえれば終わりではありません。最後の段階の「Delight(満足させる)」では、適切なサポートをして顧客の満足度を高めることで、家族や友人に共有してもらえる可能性を高めます。よい印象を持った顧客によってコンテンツの魅力が拡散されれば、再び「Attract」や「Engage」の段階を経て、次の顧客獲得に繋がるという戦略です。

HubSpotのメリット

HubSpotは5つのツールから構成されており、インバウンドマーケティングの一連の流れである見込み客獲得から顧客の満足度向上までを、一元管理できます。

また、一元管理できるからこそ、チーム間の連携をスムーズに進められます。マーケティング、営業、顧客のサポートや管理などを別のツールで行うと、データの参照や分析が煩雑になります。ひとつのツールで包括的に管理すれば、一貫したサービスを手間なく行えます。

インバウンド手法では、顧客の動向が重要です。顧客に興味を持ってもらい、選んで購入してもらい、満足度が向上することで口コミを広げてもらいます。顧客に対し、どの段階でのアプローチにも役立つ機能が、HubSpotには揃っています。

5つのツールの特徴とメリット

HubSpotには、「Attract」「Engage」「Delight」の段階によって使い分けられる、効果的なツールが5つあります。ここでは、それぞれのツールの特徴と導入するメリットを解説します。

Marketing Hubでできること

Marketing Hubは、マーケティングに関わる機能やツールを集約したものです。

Marketing Hubを用いると、目にした人を惹きつけるようなブログや動画、広告の制作をしたり、SEOでより上位に表示させるようアプローチしたりすることが可能です。オーディエンスが見込み客へと転換するよう、Eメールマーケティングやウェブチャット、CTAなどのツールを活用できます。さらに、キャンペーンレポートやアトリビューションレポートの作成、ウェブサイトのトラフィック分析などができます。

導入するメリット

Marketing Hubを利用すると、インバウンドマーケティングの最初のステップである、「有益なコンテンツを顧客自らがオンラインで見つける機会」を創出できます。また、情報発信の質を高め、方法を精査することで、見込み客をより獲得しやすくなります。さらに、ROI(Return On Investment・投資収益率)の測定により、効果や課題、改善策が見えやすくなり、最適なアプローチを組み立てられます。

CMS Hubでできること

CMS Hubは、特に「Attract」の段階において、情報を発信するためのコンテンツを効率よく作成・管理・運用するためのシステムです。

魅力的なウェブサイトを簡単に制作するため、ドラッグ&ドロップエディターなどの機能が備わっていたり、ローカル環境でのウェブ開発が可能だったりします。ウェブサイトの最適化とパーソナライズを行うためのチャットやレポート作成などのツールもあり、SEOに関するアドバイスも受けられます。拡大するチームやウェブサイトを管理するためのさまざまな監視ツールなどもあります。

導入するメリット

CMS Hubを利用すると、ウェブサイトの作成・編集が簡単にできます。また、セキュリティ監視やウェブサイトのパフォーマンス監視、アクティビティログなどのツールにより、安全性や信頼性が高いウェブサイトを作れます。

Sales Hubでできること

Sales Hubは、短期間でより多くの契約を成立させるための機能を備えた、営業支援CRM(Customer Relationship Management)です。

営業活動を効率化するためにGメールやOutlookと連携したり、メール送信などの自動化を設定したりできます。また、「Engage」の段階での見込み客とのコミュニケーションツールや情報提供ツールが揃っています。営業案件の進捗についてパイプライン管理をし、担当者の生産性とパフォーマンスを記録したり、取引の予測をしたりできます。

導入するメリット

Sales Hubを利用すると、営業活動を効率的にできます。ツールの種類が豊富なため、顧客に合わせた対話ができ、より多くの成約に繋がります。また、営業結果のレポート化が簡単にできるため、改善点を発見し、その後の活動に反映させられます。

Service Hubでできること

Service Hubは、特に「Delight」の段階での顧客に対するサポート業務を支援するツールです。サポート業務をするチームとサポートのチャネルを一元管理するために、ウェブチャットやチケット管理など、さまざまなツールが用意されています。また、チケット管理やタスクは自動化もでき、サポート体制の拡大や強化も可能です。顧客へのアンケート調査はもちろん、クローズまでの時間やクローズされたチケットに関するレポートの作成などにより、製品やサービスに対する顧客の印象を把握し、改善に繋げられます。

導入するメリット

Service Hubを利用すると、顧客とのコミュニケーション管理にかける工数を削減できます。また、ウェブチャットでリアルタイムにサポートを行うなど充実したサポートにより、顧客の満足度向上が見込めます。

HubSpot CRMでできること

HubSpot CRMは、CRMとして基本的なツールが揃えられた、無料の統合プラットフォームです。マーケティング、セールス、カスタマーサービスのデータベースを統合したり、チーム間でコンタクトの状況を共有したりできます。また、顧客とのコミュニケーションを整理し追跡するためのツールも備わっています。

導入するメリット

HubSpotの5つのツールのうち、HubSpot CRMだけは無料で利用可能で、機能も豊富に揃っています。ビジネスの効率的な成長に欠かせないさまざまなデータを、ひとつのツールにまとめ共有することで、管理にかける時間を削減できます。

導入前に確認すべきポイント

HubSpotには魅力的な機能が揃っており、導入を検討している方も多いでしょう。導入する前には、まず、自社に必要な機能は何かを確認する必要があります。

HubSpotの5つのツールのうち、HubSpot CRM以外の4つのツールは有料プランです。有料プランはすべて契約する必要はなく、HubSpot CRMに加え、ビジネス状況や課題に応じて必要なツールだけを取り入れられます。不要な支出を抑えるためにも、必要な機能の洗い出しをしっかりと行いましょう。

また、導入する目的を明確にしておくことも大切です。「マーケティングのツールだけを導入し強化したい」「複数またはすべてのツールを導入し企業の成長を図りたい」「これまで利用してきたツールを補うために利用したい」など、導入の目的は企業によって異なるでしょう。新規導入による社員の負担が増えると、パフォーマンスの質と量が落ち込む可能性があります。目的に応じて、導入・移行スケジュールを入念に立てる必要があります。

さらに、導入や運用をしていく際には、トラブルや不具合、わからないことが多く出てきます。自社にとって十分なサポート体制であるかどうかも確認したほうがよいでしょう。

HubSpotでは、導入や運用に関してのサポート体制も万全に整えています。導入する際は、導入支援専門の担当者などに、ソフトウェアの使い方の習得や、これまで使っていたソフトウェアからの移行などについて相談できます。運用においては、カスタマーサポートチームにより、電話やEメールで技術面でのサポートを受けられます。

まとめ

HubSpotは、インバウンドマーケティングで真に力を発揮します。マーケティング、セールス、カスタマーサービスに必要なツールが統合されているHubSpotを導入すれば、スマートにビジネス環境を構築できます。インバウンド型の手法でビジネスを展開しようと考えている方は、ぜひHubSpotの導入を検討してみてください。

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