ローカルSEOの実態と対策(飲食店編)。どうやって検索上位をあげれば良いのか?

 2019.10.28  LeadPlus

Google検索はネッビジネスだけでなく、リアルビジネス、店舗の検索でも最適な検索結果を返すことに取組んでいます。その最たる例として、「地域によって検索結果が違う」というものが挙げられます。

SEOにある程度知見のある方なら、こうした検索ロジックについては十分承知しているでしょう。しかし、実際に全国各地の検索結果を見てみるということを行なっているかたは意外と少ないかと思います。

この記事では各地の検索結果を検証して見たいと思います。具体的には飲食店をターゲットにローカルSEOで何を優先に取組めばいいかについても、解説していきます。

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ローカルSEOとは?

一般的に、ローカルSEOとは、その地域における検索結果を最適化するSEOのことです。Googleは、検索した場所に応じた検索結果を返すことはすでにご存知のことと思います。例えば築地でカレー屋さんを営む店舗では、築地にいる検索者が「カレー店」と検索した時に上位表示してほしいでしょう。また、「築地 カレー店」という場合も同じです。

また、検索結果ページに自店舗の情報を正確に表示させる場合には、しっかりとGoogleプレイスやGoogleマップなど地域情報(ローカル)検索サイトに表示させることも重要であり、これをローカルSEOと呼びます。

つまり、ローカルSEOとは、自社や自店舗に関連するキーワードで検索された際に、自社サイトやビジネス情報が表示されやすいようサイトや掲載情報を整えることを言います。

地域ごとの検索結果を比較検証

今回の検証では、検索する場所に応じた検索結果がどうなるのかを見て見たいと思います。

それでは飲食店の2業態(カレー、ラーメン)に関して、各地域の検索結果を見ていきましょう。

1.カレー店

各地域ということで真っ先に頭に浮かぶ業態は、飲食店でしょう。

「カレー店」というキーワードで、いくつかの地域で調べてみました。

東京都新宿区の検索結果

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上位には口コミやキュレーション型の大型サイトが並びます。

ドメインまでの表示ですが、実際には「新宿」に絞り込まれたページが出てきます。

6位に表示されるのが、新宿近辺を中心に展開するカレー店です。数店舗ありますから個店ではありませんが、こうした個別店舗あるいは小規模チェーン店の表示を、特にこの検証では注目したいと考えています。

東京都江戸川区の検索結果

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新宿区は東京の中でも大繁華街を抱えていますから、次は同じ東京の江戸川区で見てみました。やはり上位には大手の口コミ、キュレーション型ページが表示されます。キャプチャはドメイン表記までですが、実際の表示ページでは江戸川区、あるいはこの地域で中心になるようなエリアで絞り込まれています。

今度は10位までに地域のお店、あるいはここを中心にチェーン展開するようなお店は表示されませんでした。7位の「kanda-curry.com」が地域の名前のようですが、これは千代田区神田のカレー店のまとめ一覧です。神田神保町はカレー店で非常に有名なエリアなので、それが影響して出ているのだと考えられます。

次はずっと飛んで、九州エリアを指定してカレー店を検索してみましょう。

佐賀県唐津市の検索結果

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任意で、佐賀の唐津市にしました。こちらも上位の傾向としては同じです。各ページは唐津市、あるいは佐賀に絞り込まれた状態で出てきます。10位のページは求人サイトのようです。これは先の東京での検索結果にはなかった種類のページです。

次はまたぐっと東に移動して、検索結果を確認してみましょう。

新潟県長岡市の検索結果

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新潟の長岡市の検索結果です。

上位が大手の口コミ、キュレーション型ページというのは変わらずですが、7位は大型飲食サイト内の、特定のお店のページです。飲食店のWebサイトは独自ドメインではなくこうした大型サイトの中にのみ作る、ということも多いので、特定のお店が出ていると考えてもいいかもしれません。

また9位はこの地域のニュース系サイトのようですが、新規オープンするテイクアウト専門のカレー店の話題となっています。こうしたニュースリリースで上位表示させることも、可能性がありそうです。

地域ごとの検索結果から見えてきたもの

ここまでの結果で見えてきたものをまとめましょう。

  • 1~5位くらいまでの上位表示は、口コミやキュレーション型ページ、しかも大手サイトのものが圧倒的に強い。
  • これらのページは、当該地域が絞り込まれた状態で出てくる。
  • 6~7位くらいに傾向の違うものが出てくる。地域の個店またはそれに準じるようなWebページの表示の場合もあり。
  • 独自ドメインのページではなく、大型ポータルサイト内の店舗ページが表示される可能性もあり。
  • 地域によっては求人募集のページなども表示。またマーケティング的には地域の情報サイトなどにニュースを掲載する、という手法もありか。

さてここまでの検証では、10位までに個店ないしはそれに準じるお店のWebページが表示されるのは1つでした。それではカレーが名物になっているようなエリアではどうなるでしょうか。個店が出てくるのか、それとも口コミサイトやキュレーション型のページばかりになるのか。見てみましょう。

神奈川県横須賀市の検索結果

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「海軍カレー」で有名な、神奈川県横須賀市の検索結果です。

7位がこの地域で展開するお店のようです。先ほどまでの検索結果と同じくらいの順位で、10位までのあいだに一つ地域のお店が入るという結果でした。

上位に目を移すと口コミ、キュレーション型のページが並びますが、少し違う傾向も見えます。2位は旅行メディアの中の、横須賀のカレー特集ページです。他にも旅行系のページが入っていますが、横須賀のカレーは観光地の名物といった感じになっています。そのため地域のグルメというよりも、観光地の情報ページが出やすくなっているのかもしれません。

2.ラーメン店

続いては、グルメの定番のような存在である「ラーメン」というキーワードを使ってみていきましょう。カレー店との比較にもなるよう、同じく東京の新宿区から見てみます。

東京都新宿区の検索結果

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傾向的には変わらず、上位を中心に口コミやキュレーション型のページが大半を占め、個店は一つも出てきませんでした。ただ先ほどは「カレー店」と検索していましたが、今度は「ラーメン」のみです。それもあってか8位にWikipediaのような知識系ページも入ってきました。

この後の検証にも関係してくるので、「ラーメン店」というキーワードにして再度検索してみましょう。

「ラーメン店」の、東京都新宿区の検索結果

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Wikipedeiaのような知識系ページの表示はなくなりました。

やはり「ラーメン」というだけだとお店を探している、という検索ニーズが特定できないようで、幅が広めに検索結果が返されてしまいます。そうなると今おこなっている検証の目的とずれてきてしまうので、これからは「ラーメン店」という形で検索していきましょう。

上位2つまでは大手の口コミサイトですが、それ以降では少し違いも出ています。

また10位には、ラーメンチェーンのWebサイトがヒットしました。このチェーン店は新宿にも店舗がありますが、決して新宿を中心に店舗展開をしているというわけではないようです。

東京都江戸川区の検索結果

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次も先ほどの「カレー店」との比較も兼ね、東京の江戸川区で検索してみました。上位が大型サイトの口コミ、キュレーション型のページとなるのはほぼ確実なようです。

さて江戸川区でも、小規模の展開をするラーメンチェーンのWebサイトが8位に入っていました。江戸川区にも店舗を持っています。他に特徴的なこととしては、求人サイトが二つ入っている点です。これは新宿区の検索にはありませんでした。

次は大都市圏を離れた地域を見ていきましょう。

熊本県熊本市の検索結果

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九州といえば博多ラーメン、が真っ先にあがると思います。しかし先ほどの横須賀海軍カレーのように観光名物の傾向が混じるといけないので、博多以外の地域にしてみます。

同じ九州の、熊本県熊本市での検索結果です。九州ラーメンの中でも熊本は博多とはまた違った豚骨ラーメンで知る人ぞ知るエリアですから、その意味でもどんな結果が出てくるかは興味深いところです。

8位にチェーン展開をしている熊本ラーメンのWebサイトが表示されました。こちらは全国規模で多店舗展開をしているというものではないですが、東京に複数展開をしていて、首都圏でも名の通ったラーメンチェーンです。発祥、そして本店も熊本です。

10位にも熊本ラーメンの個店が入りました。こちらは熊本のみで2店舗の展開ということで、完全に地域のお店といって良さそうです。

今度はずっとエリアをずらし、それほどラーメンという印象が強くない地域を見てみましょう。

秋田県秋田市の検索結果

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秋田県秋田市で検索してみました。

このエリアでは個店は入らず、1ページ目の下位はキュレーション型のページが多く占めました。

ラーメン店での検索も、カレー店と共通している部分が多くありました。ここまでの結果を最後にまとめ、対策方法も紹介しましょう。

まとめ

ここまでの検索結果をまとめると、次のようになります。

  • 1~5位くらいまでの上位表示は、大手サイトの口コミやキュレーション型ページがほぼ占める。各ページは、当該地域が絞り込まれた状態で表示。
  • 地域の個店、またはそれに準じるようなお店のWebページの表示は、10位以内に一つあるかないか。
  • お店独自のドメインのページではなく、大型ポータルサイト内の店舗ページが表示される可能性もあり。
  • その他求人、地域情報サイトのニュースが表示されるケースもあり。

この結果から、個店または小規模チェーン店で検索結果の1ページ目に入るのは、飲食の場合だとかなり厳しいという印象を受けます。また全国的な多店舗展開をするチェーン店のサイトが表示されないというのも、この業態の特徴といえるかもしれません。

熊本ラーメンのようにネーミング、コピー自体に思いきり地域名を入れるというのも手ですが、本質ではないでしょう(熊本ラーメンはもともとあったネーミングです)。

飲食店で有効な対策は、次のようなものと考えられます。

  • 口コミサイト内での検索結果に対して、地域の上位として表示されるようにする。
  • キュレーションに取り上げてもらえるようにする。

各口コミサイト内で上位表示されるロジックの詳細はわかりませんが、おそらくはレビュー数や質が大いに関係するでしょう。またキュレーションもいろいろなまとめ方があると思いますが、やはり味や接客というところを重視するものが多いのではないでしょうか。

こう考えていくと本筋の味やサービスに真摯に取り組むことが、ローカルSEOの対策にもあてはまっていくと考えられます。

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