SEO検証:グローバルブランドとローカルブランド、指名ワードと検索インテントからその実際を探る

 2020.01.15  LeadPlus

Googleは単純にキーワードとWebページ内のテキストでマッチした結果を返すのではなく、「検索インテント」、つまりユーザーが検索をおこなう意図に合わせて最適な答えを返しているというのを、以前の記事で紹介しました。(関連記事:検索インテントを意識したコンテンツマーケティングの重要性、その傾向と対策について)
2019年10月には文章の解読をおこなえる「BERT」を発表し、その流れは加速中です。とはいえ、「この検索結果は本当にそんなアルゴリズムに基づいているのか」という質問を受けることもしばしばあります。Googleは影響が大きいところ、あるいはテストをしながら順次導入を進めていることが多いので、一律同じような傾向の検索結果にならないことも多いのです。

そこで今回は「グローバルブランドとローカルブランド」を軸に、同じような検索結果の傾向がどのくらい出るのかを見ていきたいと思います。要所要所に、昨今のGoogleやSEOに関する情報も盛り込んでいきますので、そういった部分もチェックしてみてください。

global-brand-and-local-brand

(検証1)ジーンズ

最初に身近なアパレル用品、ジーンズを見ていきましょう。

ジーンズのグローバルブランドといえば「リーバイス」がすぐに思い浮かびます。

levi's

 

1位はもちろんリーバイスの公式サイト。この公式サイトは通販サイトにもなっていますので「購入」という意図に近い結果です。

自然検索結果の2位はWikipediaですが3位は楽天、5位にはZOZOTOWNが表示されますので、やはり購入の意図が多く出ます。4位は最寄りのショップ店、またGoogleマイビジネスの検索結果も出てくるのに注目です。

Googleの購入を意図しての検索結果は、このようにリアルなショップの情報も多く出るようになってきています。そのためリアル店舗を運営されている方は、Googleの自然検索結果の上位に表示できるかが重要になってきています。

一方の通販サイトを運営されている方は、SEOで競合するのはもはやオンラインショップだけではないというのをよく意識していくようにしましょう。

ジーンズでは「エドウィン」も昔からの定番ブランドです。

edwin

エドウィンも傾向はまったく同じ、1位が公式サイトで2位がWikipedia、3位は楽天でした。エドウィンの公式サイトもやはり通販サイトとなっています。なおキャプチャ上にはありませんが、Googleマイビジネスの表示もあります。

ではグローバルブランドに対して、ローカルブランドの検索結果も見ていきましょう。なおこの記事でいうローカルブランドとは、グローバルブランドほどの知名度はない、といったような意味で使っています。

まずは国産のブランドで、「Whooper(ホーパー)」を見てみましょう。

Whooper

1位は通販サイトのWhooper取扱いページでした。2位も同じサイトの違う商品ページ、やはりジーンズといえば通販サイトが上位にくるようです。3位は同じ通販サイトが運営するブログ、内容的にはWhooperのブランド紹介とともに、入荷やセール情報となっています。一部ブランドとは無関係な辞書ページの表示がありますが、基本的には検索結果の1ページ目は通販サイトで占められました。

つづいてはローカルという範疇からはやや外れるかもしれませんが、イタリアから「ケアレーベル」というブランドを。

ケアレーベル

1位は楽天、その他も検索結果1ページ目は通販サイトになりました。同じ名前の美容室があるみたいで、その検索結果とほとんど交互の表示になりました。

そのため「ケアレーベル ジーンズ」と検索し直してみたところ、楽天をはじめ先ほどと同じECサイト、それに加わりブランドを紹介する一部記事ページが出る形になりました。

Whooper、ケアレーベルはGoogleマイビジネスの表示はなかったことが、リーバイスやエドウィンというグローバルブランドとの違いです。今後取扱うブランドをGoogleマイビジネス上にもっと登録できるようになれば、これは変わってくるのかもしれません。

全般的にジーンズはグローバルブランド、ローカルブランドともに通販サイトが表示される、という傾向がありました。

なおグローバルブランドとして「Lee」も検索してみましたが、こちらは同名の雑誌と検索結果が混じる形になり、Googleマイビジネスにも同じ名前の違う業種のお店が出てきました。似た名前があるというのは、検索が中心になっている時代ではグローバルブランドであってもなかなか悩ましいものかもしれません。

さてブランド名を入れたら通販サイトが上位、ということは「ブランド名+通販」というキーワードでも、同じ通販サイトが上位にくるのではないでしょうか。

ということで「リーバイス 通販」で検索。順位が前後するということはありましたが、1ページ目はほぼ同じ通販サイトが占めました。1位のリーバイス通販サイトは「メンズ」「トップページ」「レディース」とカテゴリごとに上位3枠。Googleは基本的に、検索結果の1ページ目に同じドメインのページは2つまでと発表しています。しかし適合性が高いと、それ以上に出すようです。またサイトトップではなく、メンズカテゴリの方が1位となっているのも気にしておきたい検索結果といえます。Googleマイビジネスの表示はなく広告以外を自然検索結果が占めましたので、オーソドックスなSEOが効果的な印象です。

一方「Whooper 通販」で検索すると、1位が単ワードだとやや低めの位置にあった楽天が1位に。また若干順位が下がったページもありました。通販というワードが入ると順位が下がり、かえって目立たなくなってしまうというページもあるようなので、EC運営者は「通販」での順位や対応内容もよくチェックする方が良さそうです。

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(検証2)調味料ソース

次はもっと身近に、調味料のソースです。

スーパーでよく見かけるブランド、ということで「ブルドックソース」を検索してみましょう。

ブルドックソース

商品ではなく、コーポレートサイトが1位です。もちろんサイトリンクには商品情報があります。その後につづくのはWikipedia、それとGoogleマイビジネスで企業や営業所、工場といったところが表示、つづいてがAmazon、楽天といった通販サイトの取り扱いページです。小売りなど一般的な生活者が行く所以外もGoogleマイビジネスが出るのは注目です。

画像検索結果、日経新聞のニュースページなども入りバリエーション豊かな検索結果となった印象です。

さてソースは全国共通、と考える人も多いと思いますが、実は東と西とで分かれています。西日本での好みはさらにいくつかに分かれていくと思いますが、代表として「オタフクソース」で検索してみました。

オタフクソース

コーポレートサイト、次いでWikipediaと上位は同じ、そのあとにGoogleマイビジネス、Amazonをはじめとする通販サイトなどがつづくのも同じです。

違いとしては、YouTubeやTwitterなどの公式アカウントページが表示されたこと。ソーシャルメディアをきちんと運営していると、1ページ目で自社の占有率があがるようです。

さて先ほどソースは大きく東と西で違う、西日本はさらに好みが分かれると書きました。実は西日本、特に関西はローカルブランドのソースメーカーがたくさんあります。まさに今回の検証にうってつけ(?)のジャンルではないかと考えたのです。

まずは大阪のメーカー、「タマリソース」で検索してみましょう。

タマリソース

先ほどのブルドックソース、オタフクソースとは違う感じの検索結果ページとなりました。

Googleマイビジネスが大きく1番目に表示、後は楽天、Amazonという通販サイトの取扱いページがつづきます。そのあとに池上商店というページが出ますが、こちらがタマリソースの製造元です。その後にはタマリソースを紹介する記事コンテンツがいくつか表示。全般的な傾向として通販ページ中心ですが、情報の紹介という検索結果も多めでした。

つづいても大阪のソース、「ヘルメスソース」で検索。

ヘルメスソース

こちらはGoogleマイビジネスの表示はなく、一番目に出てくるのはヘルメスソースを製造している石見食品工業所のWebサイト。直営の通販サイトもやっているようで、それが続きます。

そのあとはAmazonや楽天などの大型通販サイト、それにヘルメスソースを取り扱う小規模通販サイト、ヘルメスソースを紹介する記事ページも2つほど表示されました。

後半で紹介した「タマリソース」「ヘルメスソース」は地元密着で製造メーカー名と商品名が異なるということもあり、ブルドックソースやオタフクソースと同列の比較が難しい印象もあります。そこでこの中間くらいの立ち位置のメーカーとして、兵庫の「オリバーソース」でも検索してみました。

オリバーソース

Googleマイビジネスが出てくるのはタマリソースと同じ、しかしこちらは東京支社です。企業サイト、Amazonをはじめとする大手通販サイト、自社の公式SNSページといったもので検索結果の1ページ目はうまりました。つまりオタフクソースと基本的には同じです。

これらの検索結果から、ソースのブランド名で検索するとコーポレートサイト、Wikipedia、大手の通販サイト(内の商品取扱いページ)、公式SNSがあればそれを表示というのが基本のようです。ローカルブランドだとそのブランドについて紹介する記事ページ、というのも加わりやすい傾向です。

まとめ

今回はジーンズ、ソースというわずか二つについて確認しただけですが、次のようなことが考えられます。

  • その商品やブランドの所属するジャンルの検索結果は、似た傾向を示す。
  • 直営の通販サイト、公式SNSなどがあれば1ページ目で自社発信の情報を多めにすることもできそう。

Googleの検索のアルゴリズムでそのジャンルはこういった基準で、と出し分けていることが考えられます。ですからデジタルマーケティングで自社をアピールしたい場合は、一般的なSEOの知識はもちろん大事ですが、自分たちのビジネスが所属するジャンルの検索結果に関する傾向もよく分析することが重要なのです。

またローカルブランドの場合は、ブランドを紹介する記事型コンテンツのニーズも高めなので、そうしたコンテンツを手掛けていくのも有効でしょう。ブランドの知名度に関わらず、公式のソーシャルメディアの運営というのも検索結果の占有をあげるという意味で必要そうです。

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