Google AMPとは?本当に必要?無効にするには?

 2019.07.29  LeadPlus

AMP(Accelerated Mobile Pages)とは、Googleが推奨しているコンテンツを高速に表示させるための手法であるAMPは2016年にリリースされました。このAMPを設定しているサイト、していないサイトなど、まだその普及率はこれからという感じでしょうか。今回はこのGoogle AMPについて、そのメリットやデメリット、対応方法などについてご紹介します。

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Google Ampとは

Google Ampは、GoogleがTwitterと共同で開発を進めている「AMP(Accelerated Mobile Pages)」というプロジェクトのことです。Googleがユーザーの利便性を高めるために行っている多くの施策のひとつですが、その影響の大きさから、近年注目を集める技術となっています。

AMPを直訳すると、携帯用のページを早くするという意味です。実際、AMPが目指しているのは、携帯用の端末でインターネットのサイトが素早く表示されるようにすること。近年、スマートフォンなどの浸透により、パソコン以外の環境でインターネット上のコンテンツにアクセスする機会が増えました。

しかし、モバイルでの環境は多くの会社や家庭の有線回線とは異なり速度が出ない現象がしばしば見られ、高速回線に最適化された近年の容量の大きなサイトを快適に利用できない可能性が出てきます。そこで開発されたのがAMPと呼ばれる技術です。

AMPでは、元のページの情報を検索エンジンがキャッシュとして記録し、検索結果からのリンク先をそこに向けることで、いちいちページに飛ぶことなくデータを表示させています。AMPは2015年にプロジェクトが立ち上がり、1年後の2016年には早くも日本に導入されています。

現在、モバイル環境から検索を行うと、結果画面で表示されるサイトのURLの前に雷の絵文字が現れます。これが、AMPに対応しているサイトを示す識別となります。この表示はGoogle検索だけでなく、Yahoo!やはてなブックマークなど、いくつものサービスで見ることができます。

Google AMPのメリット

AMPに対応すると、ユーザー側でサイトのページがハイスピードで表示されるようになります。待ち時間が少なくなるのでユーザーの使いやすさが格段に上がり、離脱率の上昇も抑えることができます。これについては、Googleは以下のようなシミュレーションデータを明示しています。

  • 表示速度が1秒から3秒に低下 → 直帰率32%上昇
  • 表示速度が1秒から5秒に低下 → 直帰率90%上昇
  • 表示速度が1秒から6秒に低下 → 直帰率106%上昇
  • 表示速度が1秒から7秒に低下 → 直帰率113%上昇
  • 表示速度が1秒から10秒に低下 → 直帰率123%上昇

どれくらい早くなるかは端末の状況やネット環境によってケースバイケースですが、AMPを導入していない状態に比べて、通信されるデータ量は1/10に、表示される速さは4倍にもなるというデータもあります。元から軽い作りのサイトであれば、リンクを押した瞬間にページが表示されることも珍しくはありません。

このように反応よくページが表示されるサイトであれば、他のページを閲覧するのにもストレスがかからなくなります。するとユーザーは次々にリンクを踏んで、違うページを訪れるでしょう。そのようにサイト内の回遊率が高まっていけば、その分、収益にも反映されることも考えられます。

また、AMPを示す雷マークが分かりやすく追加されることで、検索結果からのアクセスを増やす効果も期待できます。未対応のサイトよりも結果画面で目立つことにもなるため、それだけユーザーに対するアピールになります。このマークが「高速化対応済み」を意味することが分かっている人ならば、なおさら優先的にサイトを訪れてくれるでしょう。

Google AMPの有無は検索順位を左右するか

ところでAMPに対応することは、検索順位に影響を与えることになるでしょうか。AMPはGoogleが主導するプロジェクトであるため、そうした効果を期待されていました。しかし、この点についてGoogle公式ブログでは、「検索結果ページでのサイトのランキングには一切影響しません。違いは、サイトにAMP 版が含まれていると、検索結果にアイコンが追加されることです」と明確に書かれています。つまり、直接的に検索結果に反映されることはないということです。

ただし、サイトの表示速度が高まること自体は、検索順位を決める要素の中でプラスとなるため、それだけ評価を得られることになります。厳密にはAMPに対応しているからと言って検索順位に反映されるわけではありませんが、結果的に優位に働くことになるとは言えるでしょう。

また、先ほども書きましたが、表示速度が上がることでサイト内の回遊時間が長くなると、それも検索エンジンからの評価を上げる要因になります。検索エンジンの側にしてみれば、すぐに離脱されるようなサイトをユーザーに紹介するのは避けたいところです。逆にユーザーがサイトの中を回遊し、離脱しないで長時間いろいろなページを見ていれば、きっとユーザーはそのサイトを気に入ったのだろうと解釈します。そのため、検索エンジンからの評価も高まるのです。

Google AMPに対応するには

Google AMPは、あくまでモバイルサイトに対するフレームワークであるため、パソコン用のサイトを修正する必要はありません。モバイル端末に対応させたページを新規で作ることになります。まず、ページの冒頭で このページがAMP用として作られていることを示す「AMP HTML」の宣言をします。

次に文字コードをUTF-8とビューポートを設定しますが、この二つを設定しないとページが表示されなくなるので必ず行いましょう。次いで、元のページとAMP用のページがある場合、検索エンジンに二つのページに関連性があることを知らせるために、canonicalタグを指定して両方のページを紐づけします。

その後、高速化に必要なamp-boilerplateや、稼動に必要なJSライブラリを読み込む記述を行い、ページの構造や内容をクローラーに伝えるためにJSON-LDの指定をします。コンテンツ部分についてはAMP専用の タグを使って作成します。画像や広告のタグも独自のものとなるので、パソコン用のページとは書き分けましょう。

なお、WordPressなどCMSで運用されているサイトでは、AMPに対応させるためのプラグインが提供されているので、簡単に対応させることができます。

Google AMPにはデメリットもある

圧倒的な速度でページを表示することができるAMPには多くのメリットがありますが、いくつか重要な制限やデメリットも存在します。

まず挙げられるのは、AMPは全てのページで同じような効果を出せるわけでないということです。Googleによれば、一般的なニュースやブログ、商品の紹介など、誰に対しても同じ情報を見せるページであれば、優れた効果を得られます。

しかし、SNSやマップなど、人によって異なる情報を見せるページの場合は、効果は限定的になります。また、AMPではデータサイズを減らして表示を早めるために、使えるタグやJavaScriptの種類が通常よりも制限されます。

その代わりに、デザインが簡素になったり、元のページに比べてレイアウトのバランスが変わったりする危険があります。使えないタグや機能を入れていないか、公開前に十分確認しておく必要があるでしょう。こうした事前の手間に加え、コンテンツによってはパソコン用のページの内容を全て移植させることが難しい場合もあります。

特にデザインを重視しているサイトの場合、そのよさが十分に再現できないなど悩ましい問題もあるので、運営するサイトの特徴を踏まえて導入を決めましょう。

Google AMPを無効にすることは可能か

実際にAMPへの対応を行ったものの、このようなデメリットの影響から、元の非対応の状態に戻したくなる場合も出てくるでしょう。WordPressなどのCMSでプラグインを使っている場合は、その機能をオフにし、プラグインを削除すれば無効にできます。

そうでない場合は、以下の作業が必要です。前述したとおり、AMPの高速化の秘訣はキャッシュ保存にあります。

そのため、AMP用のページを削除しても、検索エンジン側に記録されたデータは消えません。この場合、削除したAMPページに直接アクセスしても、エラー表示がされるだけです。このような現象を避けるためには、削除したいAMPページから元となっているページにリダイレクト処理をかけます。これによりAMPページに来た人に本来のページを見せることができます。

併せてamp htmlタグも削除しておきます。次に、検索エンジンの記録を消すため、管理ツールからAMPページ削除をリクエストします。作業が終わったら、最後に正しく無効化できているか、検索エンジンで検索して確認することも忘れず行いましょう。

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