サブドメインがSEOに与える影響とは?サブディレクトリについても解説

 2021.02.18  LeadPlus

サイト運営をしていると、当初特定のサービスや商品に関してのみ扱っていたものが、徐々に幅広いテーマを扱うようになることもあります。しかし、SEOの観点からすると、一貫性のないサイトはあまりよいものとは言えません。そこで「サブドメイン」の利用を検討することが大切です。当記事では、このサブドメインの利用により、どのようなSEO効果が期待できるのか、またこれに関連する「サブディレクトリ」についても解説します。

サブドメインがSEOに与える影響とは?サブディレクトリについても解説

そもそもサブドメインとはどのようなものか

仮に「○○○.jp」というドメインがあったとして、「△△△.○○○.jp」という設定をした場合、△△△の部分がサブドメインに当たります。規模の大きなサイトで見かけることが多いですが、これはサイトの内容を目的や用途によって分ける際に使われています。

例えばネットショップにおいて、商品ジャンルやブランドごとに分けて管理されることがあります。名称は自由に決められるため、△△△の部分にブランド名を入れて「(ブランドA).○○○.jp」「(ブランドB).○○○.jp」「(ブランドC).○○○.jp」などといった設定をする例が挙げられます。ほかにも、非常に多様なアイテムを扱う総合サイトであれば、「tv(テレビカテゴリ).○○○.jp」「books(本カテゴリ).○○○.jp」「travel (旅行カテゴリ).○○○.jp」などと分けることがあります。

そうすることで、それぞれを別物として運営しやすくなるのです。閲覧者からしても、あまりに取扱いジャンルが豊富すぎると混乱するかもしれません。しかし、上記のように分けて表記されていれば、URLを見るだけで自分がどのサービス上にいるのかを把握できるようになります。このように、サブドメインを適切に使い分けることは、運営側・閲覧者側ともにメリットをもたらします。

ただし、複数のジャンルを扱う場合に、常にこれを設定するのが望ましいわけではありません。ターゲット層が異なる製品・サービスを扱っており、かつ規模が大きいため、ある程度分離して管理したほうが望ましい場合などに使われます。

また、別のジャンルを扱うといっても、わざわざ設定するのは、大元となるサイトと一定の関連性がある場合に限るでしょう。何ら関連性がないのであれば、新規に取得するのが一般的です。

そのため、例えばショッピングの機能を搭載したサイトと、その運営会社について紹介するページとは分けて設けられることもあります。その会社が1つの事業のみを行っている場合や、規模がそれほど大きくない場合にはまとめられることも多いですが、複数事業を行っている場合には別にサイトを設置するという運用もなされています。

サブドメインのSEOへの影響

サイト運営者としては、SEOへの影響が気になるところでしょう。以下では、サブドメインによる本サイトへの影響、および分割された側でのSEOに関して、説明します。

ルートドメイン(本サイト)への影響

そもそもの前提として、SEOでは一貫性が重要とされており、高い一貫性があると評価されたほうが、検索順位にもよい影響を及ぼすと考えられています。つまり、1つのサイト内で異なるジャンルの話題を扱うよりも、1つのジャンルの話題に関して深堀りしていくほうがよい傾向にあるということです。そうすることで、高い専門性を持つと判断してもらえます。

しかし上述の例のように、ネットショップなどでは多ジャンルの商品を扱うことも珍しくありません。同じショッピングサイトであることに変わりはないため、別のドメインを取得するのも適切とは言えません。

そこで、ジャンルの異なるアイテムをサブドメインで分け、それぞれの一貫性を保つという手段が取られるのです。これにより、毛色の異なるものを扱ったとしても、SEOにおいてマイナスに作用する可能性を下げられます。

なお、SEO対策を行ううえでは被リンクも重要とされますが、サブドメインにより分けられたサイトからのリンクを置いたとしても、それはSEOの観点からいえば有効な被リンクではありません。Googleはこれを内部リンクとして扱うとされ、特にデメリットもありませんが、被リンク増加による恩恵も受けられません。ただ、サブドメイン側で他サイトから有効な被リンクを受けている場合には、本サイトにもよい影響が及ぶとされています。

サブドメイン(分けたサイト)自体への影響

新規にドメインを取得した場合だと、評価はゼロからスタートします。これに対しサブドメインでは、大元のドメイン(ルートドメイン)についての評価も影響するため、すぐに成果が出やすいとされています。そのほか先述通り「単独で管理しつつも、大元との一貫性を確保できる」こと、さらに「分割したサイトへのSEO対策になる」ことなども、メリットです。

ただし大元のドメインでの評価が悪く、ペナルティを受けてしまっていたりすると、その影響も受けてしまうため注意が必要です。

あわせて知っておくべきサブディレクトリについて

次に、比較して語られることも多い「サブディレクトリ」に関して紹介します。これは「○○○.jp」というドメインがある場合において、「○○○.jp/□□□」という設定をした際の□□□部分のことをいいます。

サブドメインで挙げた例をサブディレクトリに代えて説明すると、□□□の部分にブランド名を入れて「○○○.jp/(ブランドA)」「○○○.jp/(ブランドB)」「○○○.jp/(ブランドC)」のようになります。

先の例よりも大元との関連性が強い、言い換えると「独立性が小さな場合」に使われるやり方です。そのため、別サイトへ分けるという形ではなく、異なるフォルダに情報を整理するという意味合いになります。本サイトの下層に位置し、関連性もサブドメインに比べて強いものとして扱われます。

取り扱うブランドや商品カテゴリにそれほど大きな差異がない場合など、SEO的に同じドメイン内で管理しても問題がないと評価できる場合に利用されることが多いです。設定も比較的容易で、オプション料金が発生することも通常はありません。

サブディレクトリのSEOとの関係

ここでは、サブディレクトリによるSEOへの影響を見ていきましょう。

ルートドメイン(本サイト)の対策につながる

サブディレクトリの場合、本サイトと関連性ある情報をその中に置くことになるため、全体としての専門性を高めることができ、高い評価を受けやすくなるでしょう。また、本サイトとは強固に結びついているので、相乗効果も生みやすいとされています。そのため、サブディレクトリとして分けたとしても、本サイトにおけるインデックス数にカウントされ、1つのサイトとして強くできるようになります。

一方でコンテンツ関連の問題が出る可能性もある

専門性が高められ、情報量も増やせる反面、重複するコンテンツが生じるリスクを負うことになります。規模が大きくなってくると、同じような情報配信が行われていると判断されるページも出てくるかもしれません。その割合が増えてくると評価を落とすことになり、アクセス減を招くこともあるため注意しなければなりません。

また、重複を避けることだけに意識を向けてしまうと、関連性の薄い情報が多くなってしまう可能性もあります。そうすると、今度は専門性を薄めることになってしまうため、どのような情報を扱うのか、よく検討しなければなりません。

サブドメイン・サブディレクトリの選択について

では、運営者が新しいジャンルの情報配信を始める場合、サブドメインとサブディレクトリのどちらを選択すべきなのでしょうか。

どちらも常に正解ということはない

常に1つの正解があるわけではありません。SEOの観点からすると、どちらかを選択したからといって、それだけで大きな差が生じるものではないのです。

ただ、強いて挙げるなら、規模の大きなケースにおいてはサブドメインで分けるのが向いているでしょう。この場合、ドメインパワーが分散され、大元のサイトの規模がある程度大きくないと、分離とともにアクセスも減ってしまう可能性があるからです。

実際のところ、サブドメインの使用率が高いのは、比較的規模の大きなサイトです。多くのユーザーを抱えており、サイトを分けたとしてもかなりのアクセスが見込めるからです。したがって、本サイトがまだそこまで成長していない段階では、サブドメインを取得して分離させても、あまりその恩恵を受けられないかもしれません。

使い分けがポイント

サブドメインなどの選択は、管理性や使いやすさで判断するとよいでしょう。その際、分けようとする目的や、その新しいテーマの方向性などを考慮します。

例えば「既存サイトと近いテーマを配信していく」のであればサブディレクトリで十分です。「まったく異なるサービスを展開する」のであれば、新規ドメインを取得する必要もあるかもしれません。または「土台が同じであることを前提としたサービス」ならサブドメインを取得しましょう。このように、配信する情報の内容や目的に合わせて、使い分けることがおすすめです。

特段深く悩む必要はなく、最終的には運営者が扱いやすいほうを選ぶのがよいかもしれません。別個にアクセス解析を行う必要があるのかどうかや、データの管理方法などの違い、ユーザーから見たときのわかりやすさなども判断基準となってくるでしょう。

まとめ

SEOの観点のみでいえば、サブドメインの導入によって常に大きな効果が得られるわけではありません。しかし、複数のテーマを扱う場合には利用価値があるため、管理の手間などとの兼ね合いも考慮して、サブドメインの利用を判断するとよいでしょう。また、少し異なるコンテンツであったとしても、全体として1つの専門的分野と判断できるのであれば、サブディレクトリを利用しても問題はありません。

なお、サブドメインやサブディレクトリにこだわる必要はないため、全く関連性のないサイトを立ち上げる場合は、新規ドメインの取得から検討するとよいでしょう。


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