カノニカル(canonical)タグを設定する目的や記述方法などを解説

 2019.08.16  LeadPlus

SEOなどを行なっているとよく出くわす「カノニカル(canonical)タグ」という言葉。皆さんはその意味などをご存知でしょうか。今回はこの「カノニカル(canonical)タグ」の意味などをご紹介するとともにその重要性や設定方法についてご紹介します。

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カノニカル(canonical)タグとは

カノニカルとは、URLを正規化したいときに使われるHTML言語におけるタグの1つです。

正規化とは、同様の中身のページが2つ以上ある場合、検索エンジンに対してどちらが正しいURLか分かるように設定することです。カノニカルタグを用いると、検索エンジンは正規ページ情報だけをインデックスに蓄積します。検索結果にも正規ページだけが掲載されるうえ、重複ページの評価を正規ページにまとめる働きもあります。

『同様の中身のページ』とは、以下のケースに当てはまるものを言います。これらの状況を放っておくと、検索エンジンから正しく評価されないといった不具合につながるので注意が必要です。

1.「www.」「/(スラッシュ)」「index.html」などの有無

「www.」とはWorld Wide Webの頭文字を取った言葉で、ホームページ閲覧のためのサーバーかどうか識別するためのサブドメインのような役割を持っています。実は、これは慣習でしかなく、実際には、「www.」がなくてもホームページ用のサーバーが呼び出される設定にしておけば、同じページに辿り着けます。しかし、検索エンジンは別サイトだと判断してしまい、それぞれのURLに評価を行うことになります。

また、「/」が末尾に付いているURLと、付いていないURLもあります。これには、スラッシュの有無によって表示されるページが違う場合と、同じページが表示される場合の2通りがありますが、後者の場合でもURL自体は違うので、検索エンジンは異なるページだと認めます。

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同様に、「http」と、それをセキュア化した「https」の違いも、検索エンジンに別サイトとされる要因の1つです。サイトによっては、両方とも併存させる場合や、httpsへの移行中で両方が混在する場合がありますが、評価を分けることにつながります。

2.サイズ・カラーバリエーションが多い商品ページ

ECサイトでは、商品によってサイズやカラーにバリエーションがあり、その分、少しだけ違う表現や画像のページを何枚も作る場合があります。それぞれ必要なページであるにもかかわらず、コピーページと見なされてしまい、検索エンジンの評価が低くなります。

3.PCサイトとスマホサイトがある場合

最近はスマートフォンだけでホームページを閲覧するユーザーも多く、スマホに最適化したページ作りを行うことも無視できない施策の1つです。PCページとスマホページをそれぞれ別URLで管理する場合は、内容はまったく同じなのに、検索エンジンからは別物だと見なされます。

以上のケースによって同内容のページがある場合、どのURLが正規のURLなのか分かるようにするのが、カノニカルタグの役目です。

カノニカル(canonical)タグを設置する大きな目的はSEO

重複ページがある場合、本来どちらもオリジナルの情報であるにもかかわらず、検索エンジンはコピーされた質の低いページだと判断します。それを防いで正規のURLのみをインデックスさせることで検索エンジンから高評価を受け、検索順位を上げることができるのです。また、被リンクされる場合など、意図したURLではないページにリンクが張られると、評価が分散することになります。どのURLへのリンクでも正規のURLに集めることで、検索順位を向上させることにつながります。

カノニカルタグとは、SEO評価をアップさせる機能を持つHTMLタグです。検索エンジンの中でも、Google、Yahoo!、Bingなど日本国内において大きなシェアを持つ検索エンジンに対応しているので、SEO効果の高いタグなのです。

カノニカル(canonical)タグをサイトに記述する方法

HTMLは、検索エンジンやブラウザへ提供するための情報や、指示する内容が書かれているhead部分と、訪問者が目にする文字や画像などの情報が入っているbody部分に分けられます。カノニカルタグは、head部分に書き込んで効果を発揮するタグです。

ページA「http://www.〇〇〇.com/」とページB「http://www.〇〇〇.com/index.html」で内容の重複がある場合、ページAが正規だとすると、ページBのhead部分に、以下のカノニカルタグを記述します。

 

<head>
<link rel=”canonical” href=”http://www.〇〇〇.com/”>
</head>

これで、ページBへの訪問者をページAに誘導できます。head以外のbody部分などに記述するとブラウザや検索エンジンに無視されてしまうので、必ずhead部分に書き入れるよう注意しましょう。

<head>タグ内には、日本語で記述していることを表す<HTML lang="ja">というタグや、文字エンコーディング情報の<meta charset="UTF-8">など、さまざまな情報が入ります。たくさんの情報の中で、カノニカルを示す「rel=“canonical”』を上部に配置すると、より早く検索エンジンに読み込んでもらうことが可能になります。

カノニカル(canonical)タグに関する注意点

カノニカルタグの利用はSEOには欠かせない施策の1つですが、使い方を間違えると効果を十分に発揮できません。カノニカルタグを使う際には以下のことに注意して用いましょう。

1.同じコンテンツの別ページで、1つのURLを指定してしまう

コラムやレビューでよく使われる方法に、ページネーションというものがあります。読みやすさなどの観点から「前へ/次へ」「PREV/NEXT」「</>」などのボタンを配置して、長大なコンテンツを分割する役目を担います。その機能を利用しているとき、2ページ目移行の記事全てに1ページ目のURLでカノニカルタグを付けてしまうのはNGです。2ページ目移行が検索エンジンにインデックスされなくなるため、検索結果にも表示されなくなります。このような場合は、分割したページの全てが載っている、いわゆる「ビューオールページ」を作成し、オールページのURLをカノニカルタグに指定するよう、Googleで推奨しています。

2.指定URL間違いや構文ミス

せっかくSEO対策でカノニカルタグを用いたのに、URLを間違えてしまっては意味がありません。タグを組み込んだページで、検索順位の下落やインデックスに登録されなくなって検索結果に表示されないなどの不具合を引き起こすことになりますので注意しましょう。また、カノニカルタグに書き込むURLは相対URLではなく絶対URLを入力しましょう。基本的には相対URLでも読み取ってもらえますが、不具合を起こす可能性があります。前述の例を使えば、「http://www.〇〇〇.com/」のつもりで「www.〇〇〇.com/」を記載すると、検索エンジンは正規のURLが「http://www.〇〇〇.com/www.〇〇〇.com/」と認識して正規化を図ります。
これらのミスには、ソースを目視でチェックし、Google Search Consoleのrobot.txtテスターなどを使うなどの対策をとって、しっかり確認することをおすすめします。

3.テンプレートのURLそのままになっている

ホームページの作成時にテンプレートを使用することがありますが、テンプレート作成者の入れた疑似URLをそのまま張りつけただけでは、カノニカルタグは機能しません。このままだと、架空のURLが指定され、テンプレート作成者のURLが指定されることになります。検索エンジンはまったくかけ離れたURLは無視する傾向にありますが、カノニカルタグの効果がなくなってしまうので、注意する必要があります。

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