一般企業サイトで使えるヒントもいっぱい!学校の注目Webサイト、コンテンツを紹介

 2020.07.28  LeadPlus

Webサイト、コンテンツには業界によって特色があります。その中には他の業種、業界でも参考にできるものが多数存在するものです。今回は、(リードプラスでは)あまり普段触れることのない中学、高校、大学といった教育機関の注目すべきWebサイトやコンテンツを紹介していきます。ぜひ、企業サイトの運営で参考にしていただければ幸いです。

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経過を報告しながら安心感を与える取り組み

まずは中学、高校のWebサイトから紹介していきましょう。

佼成学園は東京都内にある、中高一貫校です。スポーツも盛んで、アメリカンフットボールが好きな方には馴染みのある学校かもしれません。新型コロナウイルスの影響で学校教育でもオンライン授業が当たり前になりつつあります。

当初、教育の現場でオンライン化がなかなか進まないと言われていましたが、私立中学や高校では、授業のオンライン化をいち早く対応しています。

佼成学園もオンラインでの授業に素早く取り組んでいましたが、その情報発信の仕方がユニークだったのでご紹介しましょう。

「オンライン授業を開始しました」「授業をZoomで配信しています」というのは定番のアナウンスですが、この学校では、「このように導入準備しています」「トラブル発生、こんな対応で切り抜けました」といった内容もニュースとして掲載しています。こういった現場の姿を発信することで、臨場感が出て学校をとても身近に感じることができますし、先生方も頑張っている様子が伺えます。

このブログでも何度もお伝えしているように、オフィシャルサイトだからといってかしこまった発信ばかりしていては、ユーザーに身近に感じてもらうことはできません。ユーザーとの距離を縮めることで親近感を感じてもらうことが企業にとっては重要です。

佼成学園のニュース発信は、これを解消するための見本になるようなやり方と言えるでしょう。

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佼成ニュースNews Letter(佼成学園中学校・高等学校)

ちょっとした見せ方の工夫で興味をそそる事例

次はちょっとしたトピックスを、魅力的なコンテンツにして届けている事例をご紹介しましょう。サレジオ学院は横浜市にある完全中高一貫校。名門ミッションスクールで、高い大学進学率を誇ります。

学校生活を紹介するコンテンツは定番といえますが、見せ方が非常にユニークなので目を引きます。

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学校生活:サレジアンエピソード(サレジオ学院中学校・高等学校)

パソコンのサイトでは丸い見出しにカーソルをあてることで、その内容が吹き出しふうに表示されます。ちょっとした見せ方の工夫ですが、とてもユニークです。またコピーライティングも面白みがあり、ついつい中を見たくなってしまいます。

たとえば「教室にやかん?!」「テニスと思うな!人生と思え!」といった見出しです。こうしたコピーの力も、内容への関心を誘うのに重要な役割を持っていることを再認識させてくれます。

動画が主流!臨場感を演出したり理解力を高める工夫

続いて紹介するのは、東京都内にある広尾学園。

この学校のWebサイトは、トップページにたくさんの動画を掲載しているのが特徴的です。

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広尾学園中学校・高等学校

この広尾学園をはじめ学校のWebサイトを見ていくと、動画が非常に多く利用されているのがわかります(大学サイトでは、よりいっそう活用が目立ちます)。

これから社会に出ていく人材の多くが、こうした「コンテンツとしての動画」に慣れ親しんだ世代であることを考えると、一般サイトもこれまで以上に動画に力を入れていく必要があるでしょう。

ビジュアル的なイメージと機能性が両立した逸品のデザイン

さて次は、デザイン的な観点で面白い学校サイトを二つ紹介しましょう。

まずは実学を重視することで知られる、横浜の浅野学園のWebサイト。

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浅野学園

画面いっぱいに画像(動画)を使ったトップページかと思いきや、スクロールを開始するとヘッダと横からのグローバルメニューが現れます。

ビジュアル的なイメージと機能性が両立した、とても印象の良いサイトとなっています。コンテンツ内のメニューもカードレイアウトになっていて、見やすくスッキリしています。スマートフォンではこの配置が、いっそうわかりやすい状態になっています。

カード型のレイアウトはコンテンツマーケティングがブームになった際に多くのオウンドメディアで取り入れられましたが、今も使いどころによっては有用なデザインなのは変わりありません。

 

縦書きデザインでわかりやすいレイアウト

東京農業大学第一高等学校中等部、高等学校のトップページもメイン画像のまわりをぐるりとメニューが囲むような、ユニークなデザインとなっています。

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東京農業大学第一高等学校中等部、東京農業大学第一高等学校

縦書きメニューを入れることで実現できているレイアウトですが、学校のサイトは縦書きを使ったものが目立つのも特徴といえます。これは授業で縦書きを用いることも多いため、ユーザーの中心である子どもたちに違和感なく入ってくるからでしょうか。

スマホサイトではオーソドックスなレイアウトになりますが、画面の大きなパソコンサイトであればこれくらいユニークなデザインの方が印象に残りそうです。なお中学、高校だけでなく東京農業大学のWebサイトの方もスプリットレイアウトを大胆に採用した、非常に興味深いサイトとなっています。

ツリーダイアグラムを活用したユニークな見せ方

ここからは大学のWebサイトで、興味深いものを紹介していきましょう。全般的に中学、高校のWebサイトより凝った作りになっているものが目立ちます。

まずはコンテンツとしてユニークなものから。東京の三鷹市にある国際基督教大学(ICU)のWebサイト内にあるコンテンツです。

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なぜ、ICUは誕生したのか?(国際基督教大学)

国際基督教大学のWebサイトのメニューには、「Why ICU…?(なぜ、ICUは誕生したのか?)」というのがあり、その中に「ツリーダイアグラムで見る」というメニューがあります。

ツリーダイアグラムというのが興味を誘いクリックした先に現れたのが、キャプチャのコンテンツです。確かにツリースタイルのコンテンツとなっています。

枝分かれした各ツリーの先がクリックでき、そこからさらに連なった話題が出てきます。テキスト以外のコンテンツの見せ方は動画、インフォグラフィックなどもありますが、こうした見せ方もユニークです。ただ一般的な見え方に慣れているので見やすい、というユーザーも多いはずです。国際基督教大学のサイトでは同じ内容をリスト形式でも表示。ユーザーのニーズに合わせた見え方を別で用意しているのが、いっそう好感度を上げます。

 

動画特設サイトで飽きのこない演出

さて、学校のWebサイトは動画の活用が盛んというのは前章にも書きましたが、東京の武蔵野市にある成蹊大学は動画の特設サイトを持っています。

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成蹊大学紹介動画

学校紹介や学生の声といった定番コンテンツに加え、図書館バーチャルツアーといったメニューも用意されています。そして目をひくのが、「学生制作キャンパスVR動画」というもの。動画にVR技術を取り入れているわけですが、技術的に新しいものを取り入れた動画コンテンツが増えていく段階に来ています。「学生制作」というのもプラスアルファの要素。身近、将来の姿をユーザーが重ね合わせることで、自分ごと化することができるようになっています。たくさんの動画を作って掲載することで動画特設サイトはできますが、より興味を持ってもらったり自分ごとにしてもらうためには、こうした工夫も大事という好事例です。

 

大学もオウンドメディア サイトを運用する時代!

さてオウンドメディアを運用する大学は複数ありますが、渋谷を中心に複数のキャンパスを運営する國學院大學は公式サイトの多くをメディア化している状態。「國學院大學メディア」というふうにうたっています。

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神話は何を伝えているのか(國學院大學メディア)

公式サイトのメディア化というのも一時期広がりました。企業サイト自からが情報発信に重きを置くという形で、うまく成長させれば抜群のPR力を持ち、ブランドイメージがあがるやり方です。学問の場である大学がこうした公式サイトのメディア化という手法を取るのは、非常に有効なやり方ではないでしょうか。

最後に関西の武庫川女子大学が非常に美しい特設サイトを持っていますので、こちらを紹介しましょう。

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MUKOJO ACTION(武庫川女子大学)

メインイメージに力強い動画を置き、スクロールするとその流れのパララックスとなります。

内容としては創立100周年を見据えたアクションプランの公開ですが、強いメッセージが届いて来ます。また内容的にも自大学のみに留まらず、「日本の女子大を、更新しよう。」ということを最初に掲げ、「広く世の中を巻き込む→自大学の取組みを見てもらう」というストーリーを作り上げています。こうすることにより一つの大学の掲げる取組みではなく、ユーザーも所属する広い社会全体に届く発信とすることに成功しています。

まとめ

中学、高校と大学のWebサイトやコンテンツを中心に見てきました。筆者の印象ですが中学、高校と大学のWebサイトは、一般的な企業サイトよりも動画をふんだんに使っているようでした。若者をターゲットとしているから動画は当たり前なのかもしれませんね。

さて、中学、高校と大学のWebサイトにおける主なポイントをまとめてみましょう。

  • 動画を使ったコンテンツが多い。特設サイトにしてまとめたり、VRなどの技術を取り入れる工夫もあり。
  • 学校のWebサイトを見るユーザーを想定してか、縦書きを取り入れたWebサイトも目立つ。メディア化しての情報発信も、学校との親和性が高く効果的。
  • 特設サイトはデザインやコピーのインパクトだけでなく、内容のストーリー性でいっそう効果を高めることができる。

良いWebサイトとして目をひいたのが、「ユーザーのことをよく考えている」「学校ならではの発信の仕方を工夫している」という点。それに「ユーザーが“自分ごとにできる”」ので効果的なサイトといえます。

これらの考え方は、一般企業のWebサイトでも共通したことがいえます。またさまざまな手法の中にはそのまま参考にして取り入れても良いものがたくさんありますので、学校以外の方もぜひ参考にしていただければと思います。

最後に多くの学校のWebサイトを見ていく中でネガティブな事として気になったのは、常時SSL化ができていないものがわりと多くあったこと。Webサイトの中身とともに、こうした基本的なWeb技術のアップデートも気にしておけば、より総合的に良いWebサイトが多いジャンルとなることでしょう。

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