サイト構造やURL名は検索順位に影響するの?検証結果をご報告

 2018.06.08  LeadPlus

先日、広告関係者が「GoogleAdWordsのアカウント構造も、自然検索に好まれるのと同じようにシンプルにした方が良い」といった内容の話をしていました。

確かにAdwordsなどの広告の設計は、インバウンドマーケティングのキーワード設計に非常に似ています。そして、コンテンツの重要性もさることながら「やはりサイト構造は重要なのかなあ」と思ったものです。 弊社のWebサイトのリニューアル案件でもサイト構造をシンプルに変更しただけで一気にセッション数が増えたなんてこともよくあります。

SEO的に「URLは人間がわかる方が良いの?」「日本語URLは問題ない?」「サイト構造はどうすれば良いの?」などなど色々な疑問があるかと思います。

そこで今回は、検索エンジンのクローラーにとっては非常に重要といわれるサイト構造について実際の検証を交えて解説していきたいと思います。

検索エンジンのクローラーロジックを復習

まずはGoogleがサイト構造についてどういったことを大切としているか。

そのポイントを復習しておきましょう。

以降の検証でも、これを中心に見ていきます。

URLはシンプルに、分かりやすく

URLを一目見て、「これは〇〇というページだ」とわかるのが良いとされています。

たとえばホテルの予約であれば「ドメイン/yoyaku/」または「ドメイン/reservation」となっていれば、直観的にそれが予約ページだというのが伝わってきます。当日予約の場合には、「ドメイン/yoyaku/today/」などにしておくとわかりやすいですね。

これらは不要なディレクトリがなく、長いURLにもなりません。

中にはたくさんの階層に分かれていたり、パラメータが付いてわかりにくいURLとなっているものがあります。これらについてGoogleはあまり推奨していないとされています。 

URLがわかりやすいと、検索エンジンが何のサイトか判別がしやすいとされています。またURLに関しては、ユーザーの目に触れるという意味でも大切です。

URLは検索結果ページに表示されます。

すべてのユーザーがURLに目がいくわけではないでしょうが、それでも検索結果にホテルの当日予約の結果が返された際に、「ドメイン/category/a/001」と暗号のようなURLが出ては、わかりにくいですし不信にも思ってしまう可能性があるでしょう。

「URLはシンプルに、わかりやすく」そのためにはサイト設計の際に構造とディレクトリ、ファイル名に配慮しておく必要があります。

階層構造をわかりやすく、ナビゲーションはたどりやすいもので

こちらもURLで示されることになりますが、階層構造はシンプルに、深くならないようにするのが大切です。また各情報にアクセスしやすいナビゲーションで構成されていることが大切です。

これはクローラーが、ページの中のリンク(Webページ)を見つけ、それをたどってサイト全体をクロールしていくという理屈からです。 

検証1:検索上位のURL構造はどうなっているのか?

それでは実際の検証に入っていきましょう。

キーワード:「セキュリティ対策」

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検索結果の1番目は、そのまま「ドメイン+セキュリティ/対策」となっていて、非常にわかりやすくなっています。

2番目の総務省のページはやや階層が深め、それとサイトの性格として組織が提供するたくさんのメニューの中の一部のセキュリティ情報ということで、URLだけでは何のページかは判断しずらい印象です。

3番目に出てきたページも、4階層目は数字のディレクトリ名になっています。

たくさんのページがあるメディアなどのサイトではこうした名前の付け方がされる場合も多いですが、検索上位でもこうしたページは出てくるようです。

4番目はセキュリティに関する講座ページのようですが、非常にシンプルになっています。 

同じ検索結果を、スマートフォンでも見てみましょう。

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3番目と4番目の検索結果が逆転していますが、デバイスやアクセスのタイミングで順位が前後するというのは近ごろよく見られる傾向です。

本題の階層についてですが、パソコンでの検索結果に比べると非常に見やすい印象です。

表示されるURLが、上位の階層までしか表示されていないのが要因です。

たとえば総務省のWebページは六階層目まであり、最後のファイル名も「03.html」という形で最後まで表示されていました。

しかしスマホだと三階層目までしかURLは表示されていません。

直観的にセキュリティ対策をイメージできるURLではないものの、パソコンで見た時とはまったく違った印象になります。 

キーワード:「耐震診断」

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検索結果の1番目は専門の協会で、ドメイン自体からサイトの性格が表されています。

2番目はWikiなのでこちらも非常にわかりやすいですね。

3番目、4番目は公的なサイトのページです。

3番目の一般財団法人のページは先ほどの総務省と同じく、事業の一つという位置づけで情報を発信しているようなので、URLで直感的に内容の把握まではできません。しかし階層としては非常に浅くなっています。

4番目の港区のホームページの場合は行政のたくさんあるメニューの一つなので、階層がかなり深くなっています。そのためパソコンでもすべて表示されません。 

似たキーワードとして、「耐震設計」でも検索してみました。

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こちらに関してですが、検索結果の上位に表示されたのはpdfのページとWikiでした。

キャプチャはそれらを外して3番目からなのですが、ここでもやはりpdfのページが出てきます。URLも階層も三つです。

URLで直観的にわかる、階層が深すぎないという観点で見ると、いずれもあてはまらないような印象です。

キーワード:「構造計算」

もう一つ、建築関連のキーワードで調べてみました。180529s_005

1番目はWikiですが、2番目が非常に面白いです。

キャラクターを使った解説ページのようですが、各ディレクトリの名前は構造計算とは直接関係があるものになっていません。

Webページを見てみましょう

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「構造計算」とは何か?〜【3匹の子ぶたvol.015】(耐震構法SE構法のNCN)

ページそのものはイラストをふんだんに使ったコラムで、わかりにくい専門分野について丁寧に解説がされています。

これだけを見ると階層構造のわかりやすさよりも、ページ自体の質が優先されている印象を受けます。

検証2 :検索上位のURLは内容を判別できるのか?

検証1では、一般の生活に馴染みの薄いキーワードを中心に見てきました。

URLだけでどれだけ内容が判別できるかを調べるためです。

この章ではもっと生活に身近なキーワードを使って調べていきたいと思います。 

キーワード:「保険 種類」

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1番目のページは、「/kojin/kiso/」と細かく区切ってあることを除けば、保険の種類であるのがすぐにわかりますね。

誰に合わせた保険か、今検索をしているユーザーがどんな立場かというのを判断することで、たくさんの保険の種類から最適なものがピックアップされた印象を受けます。

2番目は「/learning/category/」とよく整理されているものの、何のジャンルにも当てはまるディレクトリ名になっています。

注目したいのは3番目、大型サイトの価格コムです。

ドメインから下のディレクトリ名が日本語になっています。

「保険>生命保険>生命保険の選び方」となっているので、すぐに何のページなのかが伝わってきますね。

URLの日本語はルール的もしくはSEO的にどうなの?

「URLに日本語が入ることは、SEO上いいのか?」については議論が頻繫に起こりますが、Googleからきちんと「問題なし」と出ています。

それがSEO上で有利か不利かといったことについては言及されてはいませんが、少なくとも日本国内のユーザーにとってはわかりやすい付け方といえるでしょう。 

ただし、スマホで見た場合には少し気になることもあります。

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せっかくの分かりやすいURLが、省略されて表示されてしまっています。

ディレクトリの最後「生命保険の選び方」という名前が表示されているのですぐに分かるとも言えますが、日本語名を使う場合には表示エリアが少ないデバイスでどう見えるかについては考慮しておいた方が良さそうです。 

キーワード:「ヨーロッパ旅行」

次もふだんの生活でよく出てくる、旅行に関する検索です。

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こういったキーワードで検索をすると、コラム系のWebページではなくツアーの一覧などデータベースをもとにしたWebページが出てくると予想がつくでしょう。

実際にかえってきた上位ページは、すべてそれでした。

1~4番目までどれもシンプルな、直観的に分かりやすいURLになっています。

そして4番目には、日本語のディレクトリ名が使われています。 

スマートフォンになっても変わらず分かりやすい表示です。

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なおキャプチャだと見切れてしまっていますが、検索結果の4番目は日本語のディレクトリ名が使われたパソコンと同じWebページにも関わらず、スマホだと日本語のディレクトリ名では表示されませんでした。

もう一つデータベース系の検索結果が出てくるキーワードを調べてみましょう。 

「世田谷 賃貸マンション」

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こちらも非常に直観的に分かりやすいURLが並びました。

日本語のURLが複数見られるのも特徴的です。

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スマートフォンでも分かりやすいのですが、日本語URLの表示が少しばらついてしまうのが気になります。

日本語を使ったURLは非常にわかりやすいのですが、デバイスによって見え方が違うのは注意した方がいいかもしれません。 

まとめ

Googleのガイドラインの観点から実際に検証してみると、いろいろなことが見えてきました。ポイントをまとめてみましょう。 

  • コラム系のページが結果に出てくるような検索だと、必ずしもURLのシンプルさ、直観的に分かりやすいものばかりではない
  • 長いURLでも、スマホだと短くなって出るのでそこで分かりやすくなる場合もあり
  • データベースから出力された一覧ページが多く上位表示されるような検索をした場合には、分かりやすいURLのWebページが表示される割合が高い
  • 日本語をURLに使うのは問題なし。ただしデバイスによって見え方が違ってくるのに注意

今回の結果だけでは断言できませんが、数多くの情報から出力されるデータベース型のWebページが表示されるような検索では、URLにもこだわる方が良いかもしれません。

こうしたジャンルは情報構造が複雑になりがちだからです。

またPCとスマホでは、同じ検索結果でもURLの見え方が変わることが分かりました。

モバイルファーストインデックスが始まっているので、今後は特にスマホでの表示について気にするようにした方が良いでしょう。

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