動画の現状と成功のポイント|先進企業の動画活用事例に学ぶ

 2020.02.03  LeadPlus

弊社のお客様から動画を活用したインバウンドマーケティングの問い合わせをいただく機会が急に増えてきました。動画制作というと記事コンテンツの制作に比べて身構えてしまいがちですが、制作会社に依頼すると意外とすんなりと作成できるものです。例えばIT系に強いBtoB企業の動画制作を手がける株式会社ヒューマンセントリックス 様の価格を調べると18万円でプロ仕様の動画を作成してくれます。(参照:ヒューマンセントリックス 様サイト:動画制作価格表18万円で作れる動画実績一覧 より)

そこで今回は動画の現状やコンテンツマーケティングに動画を活用するメリット、事例などをご紹介します。

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動画広告から動画の現在を知る

まず最近の調査データから、動画広告の実態を調べてみました。

1.動画広告への投資の現状

コンテンツそのものに関する調査ではありませんが、動画を使ったマーケティングの現状を知るために、動画広告に関するアンケート結果を紹介します。

統計分析システムの企画・開発をおこなう株式会社サイカが、2019年5月に広告宣伝担当者に向けておこなった「企業の広告宣伝担当者200人超に聞いた動画広告の活用実態アンケート調査」からです。

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過去1年の動画広告への投資割合の変化を見ると、「割合が増加した」が40%を超えています。「前年と同程度」は37.4%で、「減少した」はわずか3.3%しかありません。広告での動画利用が大きく伸びていることが、データからは読み取れます。

2.動画広告に期待する効果

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「動画広告に期待する効果」に対する回答は、「製品・サービスのブランド価値向上」が43.3%、「製品・サービスの認知向上」が38.5%、併せて80%を超えています。これは動画が「感情に強く働きかける」ということが理解されての評価ともいえます。

3.動画広告を増やす理由

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期待する効果にも強く関連する設問「動画広告への投資を増やす理由」に対して、「テキストや静止画像の広告よりも投資対効果が高いと思われるため」という回答が、7割を超えトップでした。これも動画の強みが理解されてきている表れです。

よく広告の進化(変遷)として新聞→ラジオ→テレビというのがあげられますが、オンライン広告もまさにその動きをたどっています。

4.動画広告の課題

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「動画広告の出稿・効果測定における課題」としては、「動画広告を含めた広告戦略の全体設計」がトップ、「動画広告のクリエイティブ制作」が2番目となっています。

動画はよくクリエイティブ制作が障害になるというふうに言われますが、前述した通り制作会社に依頼すれば意外と簡単に制作できます。また、すでに動画広告に取り組んでいるところは、オンラインで使う素材としては慣れていて、それをどう成果が出るようにしていくかに取組みが移っているといえるでしょう。

コンテンツ系の動画はこれとは多少違うでしょうが、傾向としては同じような回答になると思われます。

企業の広告宣伝担当者200人超に聞いた動画広告の活用実態アンケート調査(@Press/株式会社サイカのリリース)

BtoBマーケティングお役立ち資料

YouTubeから動画の現在を知る

次にYouTubeです。

1. YouTubeの利用実態

YouTubeについて、まずは若年層リサーチ結果を発信する「TesTee Lab」というサイトが2019年におこなった調査によると、10代と20代のYouTubeの利用率は90%以上と、ほとんどが利用しているという結果が出ています。

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これは若年層を対象にした調査ですが、年代によって極端な差はなく、広く使われていると考えるのが妥当でしょう。

YouTubeに関する調査レポート【10代20代対象】(株式会社TesTee)

またウォルターインターナショナルが運営する「ぎぶさんの車の値引き交渉ガイド」というサイトがおこなった調査によると、「YouTubeがきっかけで商品やサービスを購入・利用したことはある?」という設問に対して「よくある」が5%、「たまにある」が33%と、商品やサービスの購入に関して一定以上の影響力を持ち始めていることがわかります。

YouTubeの勢いに関する最新アンケート!見る機会が増えたのは7割以上と、影響力が高まる(ぎぶさんの車の値引き交渉ガイド:)

このようにYouTubeは、メディアとしてマーケティングに欠かせないものの一つになり、実際の成果を獲得することも可能となってきているのがわかります。

YouTube での動画活用事例

それでは実際の動画事例にについて、YouTubeと各企業のオウンドメディアとに分けて紹介していきましょう。

 

ケーキやさんごっこで遊ぼう!2020年4月号体験DVD 2・3歳向けこどもちゃれんじぽけっと【しまじろう公式チャンネル】

しまじろうチャンネル(YouTube)

YouTubeでよく商品購入に結びついているジャンルは、「キッズ向けのもの」というデータがあります。実際に企業の公式チャンネルで人気のものは、音楽関連を除くとキッズ向けのものです。

登録者数上位の中にある、「しまじろうチャンネル」もその一つです。最新号のDVDの内容を流すなど、素材をYouTube上でも使っていくことで有効活用ができている印象です。

 

【プラレール】遊びがたくさん!「新幹線N700S確認試験車立体レイアウトセット」PV

タカラトミーTAKARATOMY

タカラトミーはおもちゃ、クイズ、アニメ番組など多彩な内容を公式チャンネルで提供。実際に商品のイメージを見せることで、購入意欲は高まりそうです。

 

トヨタ自動車「キミのマチを楽しくするのりものを描こう!」絵画教室篇

おもちゃ以外のメーカー系だと、トヨタの公式チャンネルが登録者数が多め。独自の番組や車種ごとに切り口を変えて紹介する番組など、多彩な提供内容となっています。

ウェルキャブ】ノア・ヴォクシー・エスクァイア 車いす仕様車タイプⅡ

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従来のテレビだとCM、あるいはタイアップ番組というのが動画の基本でした。それらは莫大な予算が必要ですが、YouTube動画であれば予算はかなり抑えられるはず。イメージCMのようなものだけでなく、商品やサービスを深く、丁寧に解説する内容も好感が持たれている印象です。

サイトコンテンツとしての動画

文章であれば長々と説明、写真や図であれば何枚も必要とするものでも、動画であれば一本見てもらえばわかるはず。つまり解説に適しています。

言葉では説明しずらい物を動画で解説

ワインの開栓は説明されてもなかなか理解できないものですが、動画で見せてもらえるとすぐにマスターできます。KIRINはそれをコンテンツとして提供。公式サイト内では、動画以外にテキストと連続写真でも解説しています。

動画だけだと依然としてSEO的には難があるため、動画以外のコンテンツも併記することは必須の取組みといえます。

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ワインのスマートな開け方(KIRIN)

 

専門性が高い解説コンテンツ

専門性が高い、あるいは価値がある情報を提供する解説コンテンツにも動画は多く用いられます。このような事例として、証券会社が提供する動画が目立ってきています。期間限定で公開したり、登録してから全編が閲覧できるようになるなど、制限をかけたコンテンツとして提供されることが多くあります。

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マーケット解説動画(野村証券)

 

登録が必須の会員向け動画

動画そのものがサービスの一部となる場合は、YouTubeではなくダウンロードが防止できたり、会員登録が必須になるような方法が取られます。受験や通信講座といったコンテンツによく見られる手法です。

 

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学生・高校受験生授業動画一覧(スタディサプリ)

https://studysapuri.jp/course/guide/movielist/junior/

 

最近はパーソナライズド動画という手法で、ユーザーの一人ひとりに合わせた動画を配信する、という手法も出てきています。海外ではすでに数年前から広がっているので、日本でもこれから伸びていくのは間違いありません。

ただそれぞれの動画を作り込んでいくのは時間もかかりすぎるので、どんな内容でパーソナライズさせていくかはよく検討する必要があります。

動画をマーケティングに活用する際のポイント

動画がマーケティング的に効果的な理由の一つが「信頼性が高い」ことがあげられます。

写真は加工が容易にできますが、動画であれば難しいので真実が伝わります。

これを示す例として、ある中小企業が「商品を作っている工程をそのまま流す」といったことをしただけで注文が大きく伸びた、という事例がありました。

これは「(実際に作っている姿を見せることで)信頼性が担保されたから」ということの表われです(もっともこれを書いている2019年末時点で、AIを使った本物そっくりのフェイク動画に関するニュースも流れています。ですから動画といえど、完全に信頼性が担保されるというわけでもなくなりつつありますが)。

一方でイメージをふんだんに使った動画は効果がないというわけではありません。新車であれば、やはりスタイリッシュなイメージ動画が感情を高めるでしょう。新築マンションや戸建てなどの住宅についても同じです。一方同じ住宅であっても中古であれば、イメージよりも実際の建物や部屋の状態を正確に見せた方が、購買の判断材料になるはずです。

このように商品やサービスにより、効く動画というのも違ってくることに注意しましょう。

動画についてもう一つ重要なのは、Googleの検索にはやはりテキストコンテンツのようにはヒットさせられないということです。YouTubeにアップすることで動画コンテンツとして上位に出たりもしますが、オウンドメディア内で展開する際にはテキストコンテンツとセットで提供することを心がけましょう。

YouTubeにアップする際は、タグ付けも必須です。

動画コンテンツにはこれ以外にも、効果測定もよく考えておく必要があります。再生数の計測はマストですが、「何分(秒)再生したか」も押さえておくべきです。Webの効果測定とは違いがあるのも、よく理解しておきましょう。ちなみに最近ではHubSpotはビデオホスティングおよび分析の機能が標準で提供されているため非常に便利です。

まとめ

海外では動画がコンテンツが必須になりつつあります。Googleも動画ページを検索結果に出すことについて、力を入れています。こうした動向を見ても、動画の重要度がますます増していくのは間違いありません。

冒頭で書いたように「身構えすぎないこと」、つまり完成度が高い美しい動画、イメージ重視(だけ)のものが望まれているのではないことをよく理解して、まずは一歩を踏みでしていきましょう。

すぐに成果が出ない場合も多いと思いますが、PDCAをまわしてトライアンドエラーを繰り返しながら、自分たちの勝ちパターンを見つけてくことが大切です。

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