カルーセル広告とは何か:FacebookでCPA50%削減を目指す

 2016.07.29  LeadPlus

昨年5月にFacebookでリリースされた「カルーセル広告」、もともとは「マルチプロダクト広告」としてサービスが提供されていました。カルーセル広告に改称してから新機能も追加され、Webマーケティング業界で色々と話題になりましたね。 リリースから1年強が経過した現在、カルーセル広告を利用している企業も多いのではないでしょうか?

しかし中には「カルーセル広告って何?」と詳しく知らない方も少なくないと思います。そこで今回は、Webマーケティングにおいて知っておきたいFacebookのカルーセル広告についてまとめてみました。

カルーセル広告って何?

カルーセル広告とは、“1つの広告枠に対し複数の画像(または動画)やリンク、またはCTAボタン(※1)を設置できる広告”です。Facebookにアクセスすると画面右側などに複数枚の画像で掲載されている広告を見かけることがありますが、あれがカルーセル広告です。 

「カルーセル:Carousel」という言葉はもともとメリーゴーランドや回転コンベアなどくるくると回転するものを指し、複数枚の画像が回りながら表示されることから付いた名称ですね。

※1:CTAとは「Call to Action」の略であり、ユーザーを行動喚起させるためのボタンやリンクを指す。

カルーセル広告の特徴

カルーセル広告で注目したい特徴は、主に以下の5つです。 

1. 最大5枚の画像(動画)を登録可能

カルーセル広告では1つの広告枠に最大で5枚の画像(動画)を設定することができます。マルチプロダクト広告時代は設定可能な画像の最大枚数が3枚だったので、2枚拡張され表現の幅が広がりました。

2. 各画像(動画)に異なったリンクを設定

設定した各画像(動画)にはそれぞれ異なるリンクを設置することができます。つまり、複数製品を紹介する場合は各商品のページに直接誘導ができるというわけです。

3. 各画像に異なったCTAボタンを設置

さらに、各画像にはそれぞれ異なるCTAボタンを設置することができます。広告によって適切なCTAボタンが違ってくるので、上手く活用することでコンバージョンを最大化することができるでしょう。ちなみに現在設定できるCTAボタンは以下の8つです。 

  • 購入する
  • 予約する
  • 詳しくはこちら
  • 登録する
  • ダウンロード
  • 他の動画を視聴する
  • 申し込む
  • お問合わせ

今後、広告主のニーズによっては、種類が増えたりCTAボタンをカスタマイズできるようになるかもしれません。

4. スワイプで動く

カルーセル広告は自動で回転しているだけでなく、スワイプすることでユーザ自ら広告を回転させることができます。この点からスマートフォンとの相性が良い広告と言えますね。

5. スマホアプリの広告にも利用可能

カルーセル広告の新機能として、スマートフォンアプリのインストールを促す広告にも対応しました。ダウンロードリンクを設置すれば、広告からアプリのダウンロードURLへ誘導することができます。もちろんダウンロード数を測定できるので広告効果を観察可能です。 

特徴を見ると、カルーセル広告はPCよりもスマートフォンに強みを置いている広告フォーマットだと言えますね。ちなみにFacebookを利用しているユーザーの90%以上がスマートフォンからアクセスしているので、スマホユーザーに対する広告で効果を最大限発揮できそうです。 

カルーセル広告の効果

昨年10月のレポートになりますが、米国のソーシャルマーケティングを支援する企業Kinetic Social(キネティックソーシャル)によると通常の画像広告に対しCTRが10倍高いという調査結果が出ています。

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また、Facebook自体が行った調査では単一画像の広告に対しCPA(顧客獲得単価)が30~50%、CPC(クリック単価)が20~30%のコスト削減に繋がることが確認されています。こちらの調査は約9,000の広告を対象に行われているので信憑性は高いですね。カルーセル広告を利用した興味深い事例もちらほらと出ているので、参考にして頂きたいと思います。

利用できるキャンペーン

Facebookでは広告を出稿するに際し、9つのキャンペーンから広告形式を選択することができます。この内カルーセル広告として出稿出来るのは以下の4つです。 

  • ウェブサイトへのアクセスを増やす
  • ウェブサイトへのコンバージョンを増やす
  • アプリのインストール数を増やす
  • アプリのエンゲージメントを増やす 

その他「イベントの参加者を増やす」や「クーポンの取得を増やす」などでは利用できないので注意しましょう。

このようなFacebook広告を始め様々なチャネルを利用することはリード獲得を増やす大切な施策の1つです。リードの獲得についてまとめたEブックをご用意しました。ご興味があれば合わせてご覧ください。

無料Eブック:リードジェネレーションのための重要なテクニック30選

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カルーセル広告の目的は

では、カルーセル広告はどういったシーンに活用することができるのでしょうか?

Facebookでは「ダイレクトレスポンス」と「ブランディング」のける活用が推奨されています。

ダイレクトレスポンス

ダイレクトレスポンスとは、サービス製品の認知のみを目的するのではなく広告を目にしたユーザーに対し何らかの行動を喚起させるためのマーケティングです。つまり、広告から直接購入やアプリインストールなどを促すためのものとなります。

カルーセル広告では最大5枚の画像(動画)を設定できることから、ダイレクトレスポンスマーケティングの効果を最大化することが期待できますね。ECサイトなんかではターゲットごとにおすすめ商品を複数掲載することで、ユーザーにニーズを正確に捉えることが可能でしょう。

実際にアパレル系ECサイトなどではカルーセル広告で複数商品を掲載し、コンバージョンを3倍の増加させたなんて事例もあります。

ブランディング

単なる商品掲載で終わらないのがカルーセル広告です。活用方法次第では、企業ブランディングに活用することもできます。 世界中にコアなファンが存在するドイツの自動車メーカーでは、カルーセル広告を使用しストーリー性の高いバーチャルギャラリーを掲載することで効果的なブランディングに成功しています。ユーザーに対し「自社にこんなイメージを持ってほしい!」や「ブランド力を高めたい!」といった企業ニーズにも対応できます。

以上がカルーセル広告の活用シーンですが、表現性の高さから工夫次第で様々なマーケティングが展開出来そうですね。最近目にすることが多くなった漫画マーケティングを応用して、「4コマ漫画で送るサービス製品紹介」などのはいかがでしょうか?

Instagramのカルーセル広告との違い

実は、カルーセル広告を提供しているソーシャルメディアはFacebookだけではないんです。素人でもクリエイティブな画像が撮影加工できるソーシャルメディアとして人気のある、Instagram(インスタグラム)でもカルーセル広告が提供されています。 しかも、FacebookではInstagramで作成したカルーセル広告を利用することもできるのです。

異なるプラットフォームで同一の広告を出稿することができるので、業務効率化にも繋がります。 ただし、FacebookとInstaramのカルーセル広告には以下のような違いがあるので注意しましょう。

広告フォーマットの違い

Facebookのカルーセル広告では画像だけでなく動画を設定することができますが、Instagramでは画像のみとなります。

推奨画像の違い

FacebookとInstagramでは推奨する画像サイズが違います。

  • Facebook:600×600ピクセル
  • Instagram:1080×1080ピクセル 

また、Instagramでは技術的な推奨事項として「画像アスペクト比1:1」や「最大解像度1936×1936」などが推奨されています。

文字数の違い

各画像内に記載するテキストの文字数に関しても違いがあり、Facebookでは90文字以内でInstagramでは125文字以内となります。

なので、両プラットフォームでは広告出稿を想定する際は文字数の少ないFacebookに合わせて90文字以内のテキストで作成しましょう。

コメント設定の違い

Facebookでは同じ広告枠内の各画像にコメント設定できるのに対し、Instagramでは2枚め以降のコメント設定はできません 。このようにいくつか違いのあるFacebookとInstagramのカルーセル広告ですが、違いをしっかりと理解して広告制作をすれば両プラットフォームで問題なく出稿できます。

ただ、同一の広告を掲載して効果があるかどうかには疑問が残ります。というのもFacebookとInstagramでは「ユーザーが求めるもの」が異なるからです。

Facebookでは他者との情報の共有などを重視するのに対し、Instagramではクリエイティブな画像を作成して公開したり見て楽しむという点を重視しています。このため、Instagramのカルーセル広告をFacebookにそのまま掲載した場合の効果は未知数なので、しっかりとした効果検証を行うことをおお勧めします。 

まとめ

Facebookのユーザ層は年々高齢化しており、2020年には中年層がメインユーザーになると予測されています。しかし、国内のおける現在のアクティブユーザー数は2,500万人と、未だ巨大なプラットフォームであることには変わりありません。 

変化しつつあるユーザー層と多様化するニーズを捉えることができれば、広告効果を最大化することができますね。加えて今回紹介したカルーセル広告を活用することで、これまで以上に多彩なマーケティングを展開することができるでしょう。

「Facebookアカウントはあるし通常の広告は利用したことはあるけど、カルーセル広告は食わず嫌いだった」

「高騰しつつあるCTC(クリック単価)を押さえて広告出稿したい」

「リスティング広告の効果が頭打ちで、何か新しいマーケティングを展開したい」

上記のようなニーズや課題を抱えている企業では、是非カルーセル広告を活用してその効果のほどを実感して頂きたいと思います。

 他にもリードを獲得するための施策を盛り込んだ以下のEブックも参考になります。ご興味があれば合わせてご確認ください。

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