プログラマティック・バイイング

プログラマティック・バイイングは、プログラマティック広告や運用型広告とも呼ばれ、あらかじめ指定しておいた条件を元に、自動的に広告枠を買い付け、表示させる技術やサービスのことを指す。広告枠の取引がリアルタイムにオークション方式で行われ、特定の顧客に対して、特定の条件の下で、特定の広告を表示させたいというニーズに応えるものと定義される。

たとえば初期のネット広告では、サイトの目立つ部分などに固定のバナーを置いて来訪を待ち、誰が来ても同じ広告を見せる方法を取っていた。それに対してプログラマティック・バイイングでは、コミュニケーションを取りたいユーザーが見ているページの広告枠を瞬時に買い取り、見せたい広告を表示させることで、広告の効果を引き出している。

そのために複数のプラットフォームを横断し、自動的に取引や広告データの配信を行う技術が各種採用されている。プログラマティック・バイイングは主にWeb広告で用いられるが、アメリカではテレビCMでも一部プログラマティック・バイイング化が進んでいる。