ブラウザとは

「ブラウザ/ブラウザー(browser)」とは、インターネット上でWEBサイトの閲覧に必要なソフトウェアのことで、語源は英語の「browse(拾い読みする・見て回る)」です。ブラウザを使ってWEBサイトを閲覧することを「ブラウジング」といい、「プライベート ブラウジング」「快適なブラウジング」のように使います。ブラウザは一般的な家庭用のパソコンやスマホを購入した時点ですでに標準的なソフトが搭載されていますので、改めてインストールしなくてもインターネットを使えます。そのため、普段はほとんど意識されることはありませんが、ブラウザは以下のようなインターネットを使う上で欠かせない多くの機能を持ったソフトウェアです。

・目的のウェブページをパソコンの画面やプリンターに出力する
・文字の拡大機能や特定のWEBサイトを登録する「ブックマーク」
・サイト上の文字をクリックするだけで別のページにジャンプできる「ハイパーリンク」
・タブを切り替えるだけで複数のページを閲覧できる「タブブラウズ」

ブラウザにはいくつかのブランドがあり、ソフト(アプリケーションソフト)をインストールして、別のブランドに乗り換えることもできます。
ソフトウェアは開発する企業によって特徴が異なり、ブラウザにもそれぞれ長所と短所があります。ユーザーは自分の好みや用途に合ったブラウザを選ぶことで、より便利にインターネットを利用できるのです。
例えば、Microsoft Windows(マイクロソフト ウィンドウズ)のパソコンには標準的にマイクロソフト社の「Internet Explorer(インターネット エクスプローラー:通称IE)」や、後継の「Microsoft Edge(マイクロソフト エッジ)」というブラウザが搭載されています。
モバイル用ブラウザとしても人気の高いモジラ社の「Mozilla Firefox(モジラ ファイヤーフォックス)」は個人情報の保護機能にすぐれ、プラグイン(拡張機能)が多くカスタマイズ性が高いのも特徴です。
モバイル用ブラウザでは、iPhoneに入っているアップル社の「Safari(サファリ)」や、Androidの標準ブラウザで2015年にマイクロソフトを抜いて世界シェアトップになった、グーグル社の「Google Chrome(グーグル クローム)」が代表的です。Chromeに迫る圧縮機能で電波が悪くてもブラウジングしやすく、広告ブロック機能を備えた「Opera(オペラ)」も人気があります。